7月15日放送のがっちりマンデー!!では「知らない…けどすごい企業だらけ!新幹線の電光掲示板に広告を出す会社」を特集!
新幹線の電光掲示板を見ていると、一般にはあまり名前を知られていない会社が広告を出していることがあります。
新幹線を日常的に使うのはビジネスマン、BtoB向けの広告が多いのがその理由との事ですが、調べて見るととんでもない売上や規模の会社ばかりだそうです。
最後に紹介されたのは「すごい素材で応える 日本触媒」、その名の通り触媒を使ってすごい素材を開発している会社です。
株式会社日本触媒
「触媒」とは化学反応を速くする物質の事、例えばAとBという普段は絶対結びつかない物質に触媒を加えると、新しくCという物質を作ることが出来ます。
日本触媒はこの触媒を使って様々な製品を作っている会社ですが、その主力となっているのが「高吸水性樹脂」、正式名称はアクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物、いわゆる吸水性ポリマーの事です。
日本触媒の高吸水性樹脂は世界シェアNo.1、世界中の紙おむつの約4分の1に使われています。
2017年度の売上は約3228億円、その売上の裏には主力の高吸水性樹脂以外にもとてもすごい素材がありました。
高吸水性樹脂を使って実験
番組内では高吸水性樹脂の吸水性を実験、たった5gの高吸水性樹脂で500mlの水を吸い込む事に成功しました。
しかも水を吸い取った後の高吸水性樹脂を手で握っても水が出てきません、高吸水性樹脂は編目構造になっているので液体を吸収したら逆戻りしないような構造になっているのがその理由です。
この高吸水性樹脂は紙おむつだけでは無く、水分を溜めこむ性質を使って砂漠の緑地化などにも活用されているそうです。
コンクリート混和剤用ポリマー
こちらも日本触媒が作っているすごい素材、コンクリートに少量混ぜるだけでコンクリートをサラサラにしてくれる薬です。
ポリマーがセメントの分子を包み込みセメント同士がくっつかないようになるのがその原理、コンクリートがサラサラになる事によって表面をならさなくても細かい部分までコンクリートを行き届かせることが可能となります。
セメントは水を吸って膨張し強度増しますが、膨張した後はポリマーの働きは無くなるので強度的にも普通のコンクリートと変わらない強度を保てるそうです。
施工も簡単で強度も高いコンクリート工事を実現、現在建築されている高層マンションではほぼ100%この薬が使われているそうです。
感想&まとめ
高吸水性樹脂は良く話に聞くので知っていましたが、コンクリートをサラサラにする薬の存在は全く知りませんでした。
確かに水分が多いほどコンクリートを流し込むのは楽になりますし、強度も変わらないのであれば絶対的に使いたい薬です。
あらゆる便利をすごい素材で解決してくれる日本触媒、新しい製品の開発が待ち遠しいですね♪
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