12月23日放送のがっちりマンデーは「業界新聞の記者に聞いた!せまい業界トップニュース!2018後半戦」。
毎年恒例の人気企画、様々な業界誌の編集者がその年に起きたトップニュースを紹介してくれました。紹介されたのは「スタンド酒場 そのだ」、細かい仕掛けを施す事で月商一千万円を稼ぐ怪物級の居酒屋さんです。
スタンド酒場「そのだ」
今外食業界でトレンドになっている業態が「スタンド酒場」、大衆酒場と立ち飲みの中間的な業態でスピーディさがウリの居酒屋さんです。その中でも怪物級の売上をあげているのが大阪府中央区にある大衆食堂スタンド「そのだ」、外には空席待ちの長蛇の列が並ぶ月商一千万円を誇る怪物級のスタンド酒場です。
→2大衆食堂スタンド そのだ – 谷町六丁目/定食・食堂 [食べログ]
儲かるスタンド酒場「そのだ」のからくり
普通そうで普通じゃないメニュー
店内のメニューには普通そうに見えて家では絶対作れないメニューが用意されています、パクチーと蒸し鶏をふんだんに使った「パクチーヨダレやっこ」、生のキュウリにタバスコで味付けをした「メキシコキュウリ」など。前例があるメニューだと前例と比べられるが、初めてのメニューであれば初めてだから一番になれるというのが一つ目の仕掛けです。
刺激的なメニューを定番ではさむ
例えばそのだのメニューには「冷やっこ」、「パクチーヨダレやっこ」、「だしどうふ」と豆腐メニューが3品並んでいます。そのだの社長によると定番メニューと刺激的なメニューは同居させた方が相性がいいそうで、同じ豆腐メニューを並べると一番良いメニューを頼みたくなる心理が無意識に働くとの事です。さらに女性に人気のお酒「バイス」はおひとり様3杯までという言葉を足す事によって、お酒の希少価値があがってお店のお酒全体で人気No.1になったそうです。
絶妙なチラ「のれん」
そして「そのだ」の売上を劇的にアップさせたのが「のれん」、通常ののれんとは違ってのれんとのれんの幅を20センチと少し広めに設置してあります。これはお客の深層心理に働きかけるのが目的、お店の中が全く見えなかったり、逆に見えすぎてもお客はお店に興味を持ちません。あえてのれんの間に隙間を作る事によってチラ見せ効果を出して興味を持ってもらうという作戦です、実際にこののれんをつけてからは月商が300万円もアップしたそうです。
重い映画で固まった脳をやわらげに~谷六・空堀商店街の大衆食堂スタンド・「そのだ」に初訪。2年ほど前のオープン以来、今や超人気店に~18時前には平日でも何人もの客待ち列~朝11時から飲める店、酒よし、一品よし、定食よし、麺類よし~何食べても美味いはず! pic.twitter.com/QuX7W8GVEK
— らくご天国 (@sousukehan) 2018年8月29日
感想&まとめ
なるほど立ち飲みは飲んですぐに帰れる所が魅力ですけど、立って飲むのは案外ツライですから座りながら飲めてパッと帰る事ができる居酒屋というのは居心地が良いでしょうね。飲食業界ではちょっとした工夫がお店の売上を左右してしまうケースが多いと思いますが、のれんの隙間で集客率が変わってくるとは思いませんでした♪