8月13日放送の「がっちりマンデー!!」では1968年創業の福岡県にある日本以外でボロ儲けの「関家具」を紹介!
世界100ヵ国で販売を行い年商155億円を稼ぐ製品は「一枚板のテーブル」。
そんな一枚板のテーブルだけで地元では知らない人がいないほどの会社になった関家具のこだわりとは?
目次
株式会社 関家具(せきかぐ)
福岡県大川市にある関家具さん、会社の中に入ると広々としたオフィスに大勢の方々が働いています。
お話をしてくれたのは黒いジャケットに赤いネクタイという変わったスタイルをした「関文彦」社長。
関家具で販売している製品を見るために社長と一緒にショールームへ向かいます。
一枚板の超高級テーブル
ショールームの中にあったのは一枚板でできた超高級な木のテーブル。
材料によって価格が変わり、ブビンガ材 216万円、カリン材 378万円とどのテーブルも超高級です。
そして極めつけはケヤキで作られたテーブル、樹齢500年のケヤキから作った厚さ13cmのテーブルの価格はなんと2160万円とのことです!
スタジオにもケヤキのテーブルが登場した際にMCの加藤さんも言ってましたが、テーブルじゃなくてマンションが買えますねw
どんな人達に売れるのか?
こんな高いテーブルなんて売れるのか心配になりますが、関社長がターゲットとするのは海外の富裕層。
日本では高い家具を長く使う文化が無いのに比べて海外ではいくら高くてもモノが良ければ売れるそうです。
関社長が作るのは「工業製品」ではなく「工芸製品」。価格競争になりがちな大量生産の工業製品よりもひとつひとつ丁寧に作った工芸製品の方が儲かるとの事です。
関家具が扱う一枚板のテーブルはすべて一点もの。他に同じモノが無いわけですから高いのも頷けますね。
一枚板テーブルのこだわりの製造工程とは?
まずは素材探し、関社長自ら世界各国を飛び回って質の良い木材の買い付けを行っています。
製材
数百万円で買い付けたニレの原木を機械にセットして木目をチェックしていきます。
一番良い木目が出るように調整しながら切断していき、切るごとに板が割れないように一枚一枚接着材を塗っていきます。
乾燥
切断した板を2年から10年、自然乾燥させます。
加工
高周波プレス機で板を水平に整えて、表面を殺菌。機械に何度もかけてカンナをかけてより水平に整えます。
仕上げ加工
ここからが一番重要な仕上げ加工となります。
まずはヒビや穴を埋めていくのですが、自然な風合いを生かすために同じ原料の木の粉を使って埋めていきます。
この際にもあまり綺麗にしすぎず、木本来の魅力を損なわないくらいの加工に留めておくというこだわりようです。
表面の研磨が終わったら特殊な塗料でツヤだしを行います。1回で30回以上塗り重ねていくのですが、これを表と裏それぞれ3回ずつ行って一枚板テーブルの完成です。
こうして1点物の一枚板のテーブルが出来るのですが、携わる人たちの数や工程を見ていくと品質が高い事は一目瞭然です。
工場で大量生産される製品とは作り方や品質がまるで違うので値段が高いのにも納得ですね。
感想&まとめ
関家具の関社長はとても個性的な方ですが、海外の良い家具を長く使う文化に目をつけた所がスゴいですね。
確かに私の周りにある家具もほとんどが大量生産されたものですが、ヨーロッパではアンティーク家具などが驚く値段で取引されてますからね。
安いものを大量に売るよりも高くても選ばれる商品を売った方が会社が長くが続き、利益を出して大きくなっていくんですね。
ターゲットを良く理解して、高くても納得させるようなこだわりの製品作りが海外で成功する秘訣なのかも知れません。まさにジャパンクオリティそのものですね♪
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