7月22日放送のがっちりマンデー!!では「新企画!意外な億ヒット」を特集!
様々な会社を取材してきた中で出てきたとびきりの儲かりワードは「億」。
製品を作った数が何万個ではなく何憶個も作ったのであれば、かなり儲かっているに違いありません。
最後に紹介されたのは日本橋に本社を構える「マックス株式会社」、オフィスでよく見かける緑の箱のホッチキス針を作っている会社です。
マックス株式会社
1952年に販売が開始されたホッチキス針は1箱90円、マックス株式会社では1日で億個以上のホッチキス針を製造しています。
太い針金を材料にして0.5ミリの太さに引き伸ばしたら、特殊な接着剤を使って100本以上の針を板状に加工していきます。
その後針を折り曲げる工程を経てホッチキス針が完成、ホッチキス針は20年以上前から1日1億本以上売れ続けているそうです。
→ホッチキス・針 – 文具・オフィス機器 – 製品情報 – マックス株式会社
マックス 10号ホッチキス針 No.10-1M MS91187
フラットクリンチ機能
もっと多くの針を販売しようと思っても、ホッチキス針の仕様はJIS規格で定められているので針の形状を変える事はできません。
そこで目をつけたのがホッチキス本体、針ではなく本体を改良して針をたくさん使ってもらう作戦を考えました。
1987年に発売したのが「フラットクリンチ」という新機能を搭載したホッチキス、それまでのホッチキスは針を折り曲げた部分が機構上どうしても膨らんでしまうという欠点がありました。
紙をとじる作業を2段階にする事によって、針の膨らみを無くす事に成功したフラットクリンチ機能、ホッチキスでとじた書類の厚さを約25%減らす事に成功しました。
マックス ホッチキス サクリフラット 32枚とじ 予備針100本収納 ブルー HD-10FL3K/B
ホッチキス針の売上を劇的に伸ばした立役者とは?
その答えは「コピー機の中のホッチキス」、マックス株式会社ではコピー機に搭載されているホッチキス機能の本体部分と針も製造しています。
普通のホッチキス針の年間売上は約50億円、それに対してコピー機用のホッチキス本体と針は約93億円にもなります。
コピー機の自動ホッチキス止め機能、確かに一度使ったらもう戻れなくなる感じはしますね。
感想&まとめ
会社で使っているコピー機にはホッチキス止め機能はついていないので、いまだに普通のホッチキスを使って書類を閉じています。
今は針を使わないホッチキスなどもありますが、針のホッチキスの良い所は間違えて書類を閉じてもすぐにやり直せる所が使いやすいんですよね。
ホッチキスで書類をまとめた瞬間になぜか湧いてくるやり切った感、これも針のホッチキスの醍醐味だと思います♪
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