3月24日放送のがっちりマンデー!!では黄色い看板でお馴染みの「GEO(ゲオ)」を特集!年間売上2680億円を誇るGEO(ゲオ)の中でDVDレンタルだけでも年間売上は780億円、全国で1225店舗を展開しているレンタルDVDの本部では緻密な戦略会議が行われていました。
おはようございます。 #がっちりマンデー でGEOの話題… #亜人 のDVDレンタル数を63万と予想し÷30(1枚のレンタル回数)で2.1万枚をレベニューシェアリング(発売元から借りて、売上をシェアするので初期費用が少なくて済む)したいGEOと4月のメインタイトルと考えていて1.3万枚を買ってほしい東宝の攻防! pic.twitter.com/w8eNPeGFFL
— だんどりおん。 (@nevivamsiabi) 2018年3月24日
目次
GEO(ゲオ)のDVDレンタルの裏側
レンタル市場の規模とは?
ネット配信の市場規模は約1256億円、それに対してレンタル市場は1831億円とまだまだ実際にお店で借りるお客様の方が多いのが実情のようです。そんなお客様のニーズに応えるためにGEO(ゲオ)の本部ではバイヤーたちが緻密な戦略会議を行っていました。
ベンチマークを基準に仕入れ数を決定
新作DVDタイトルの仕入れ数を決定するのがバイヤー、どんなタイトルを何枚仕入れるかが儲けを左右するカギとなります。そんなバイヤー達が参考にする数値が「ベンチマーク」、過去の作品から興行収入やキャストなどが同じような作品を基準にして仕入れ数を決定していきます。
「亜人」は21000枚
番組内の会議で話し合われていたのは新作である「亜人」の仕入れ数、興行収入やキャストからベンチマークを「土竜の唄」や「東京喰種」と同じ位と算出して63万回のレンタル予想を立てました。DVD1枚あたりの平均レンタル数が30なので今回は21000枚の仕入れが必要、メーカーとの直接交渉に入ります。
「買い切り」と「レベニュー」
メーカーからの提示は各店10枚ほどとして13000枚の買い切り、GEO(ゲオ)の希望は各店20枚という事で21000枚のレベニューを申し出ました。買い切りとは最初にお金を払ってレンタル用の商品を買う事、レベニューとはレベニューシェアリングの略でメーカーからレンタル用のDVDを借りてレンタルの売上のうち何割かをメーカーに按分する方式です。
GEO(ゲオ)で新作が大量に並ぶ理由
レベニューであれば初期費用を安く抑えて店頭に大量の商品を並べることが出来ますが、メーカー側としては早く利益を確定させたいので買い切りが希望です。買い切りで購入してしまうと本数も揃えられず在庫リスクも抱える事になってしまいます、GEO(ゲオ)で大量に新作が並ぶ仕組みはこんなところにあったんですね。
データに基づく店舗間でのDVD移動
愛知県岩倉市にあるGEO(ゲオ)の流通センターではDVDを仕分けて店舗間でのDVD移動を行っています。あるお店では全然借りられていない作品でも他の店舗ではレンタルされすぎてて足りないという場合には、一旦流通センターにDVDを送って移動を行っています。ほとんどが直営店なので本部主導で回収や移動が出来る所がGEO(ゲオ)の強みでもあるんですね。
感想&まとめ
なるほど昔は在庫が余りすぎて潰れていくDVDレンタル店が多かったですが、今はレベニューを使ってリスクを極限まで減らしているという事ですね。この方式だとメーカー側がレンタルの主体となっていてGEO(ゲオ)の店舗を借りている感じにも見えてきます、思い切ってメーカーにレンタルの場を提供するビジネスにしても面白いかなと思いました♪
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