12月17日放送の「がっちりマンデー!!」では「儲かる外国人社長」を紹介!日本人がつい見逃してしまう日本の会社の強みを見抜いて、島国日本で起業した儲かっている外国人社長にスポットを当てていきます。最初に紹介されたのは「アクティブゲーミングメディア」のイバイ社長、ローカライズという聞きなれない事業でかなり儲かっているようです。
株式会社アクティブゲーミングメディア
大阪市西区にある2008年にスペイン出身のイバイ社長が起業したアニメと漫画の翻訳をしている会社です。事業の核としてはゲームのローカライズが中心、外国ばかりの社員と外国人社長だからできるローカライズという作業はどんな作業なのでしょうか?
漫画の翻訳
アクティブゲーミングメディアでは世界各国で出版する漫画の翻訳も行っています。その作業内容は漫画のセリフをナンバーリングして対応する番号に外国語で訳をつけていくと言うものでした。「サラリーマン金太郎」や「キャプテン」など日本でも人気がある漫画を世界各国向けに翻訳しています。
漫画を翻訳する上で一番難しいのが「バーン!!」や「ドゴゴゴ!!」などの擬音語や擬態語です、実際の作業ではイメージに合った単語を添える事で臨場感を出すようにしています。漫画1ページの翻訳料はおよそ1100円から7000円の間、専門的な知識が必要な漫画ほど料金が高くなっているようです。
ゲームの翻訳とローカライズ
アクティブゲーミングメディアではゲームが一番の稼ぎ頭となっています、その理由としては漫画は海賊版などのコピー商品が出やすいのに対してゲームはコピーする事自体が難しいという事でした。例えばPS4のゲーム「ニーアオートマタ」を8か国語に翻訳したところ200万本の大ヒットに繋がったというから驚きです。
またゲームを海外で販売する時にどうしても必要となるのが「ローカライズ」という作業です。国それぞれによって法律や風習などで好ましくない表現があります、例えば中国では「血」や「お色気」などは好ましくないとされています。
キャラクターのセリフやコスチュームを変える事で国や地域に合ったゲームに変える作業を「ローカライズ」と呼び、現在の世界を市場にする日本のゲーム業界では必須の作業となっています。社内にいる25か国の外国人スタッフの手によって30か国語に対応して儲けているそうです。
感想&まとめ
気になる「アクティブゲーミングメディア」さんの年商は約10億円以上といいますから、翻訳という作業の利益率から考えてもかなりの儲かり企業であることは間違いないですね。外国人の方にしかわからないであろう外国人の漫画やゲームのとらえ方を熟知しているからこそできるビジネスだと思います、やはり外国人社長は目の付け所がちょっと違いますね♪
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