7月15日放送のがっちりマンデー!!では「知らない…けどすごい企業だらけ!新幹線の電光掲示板に広告を出す会社」を特集!
新幹線の電光掲示板を見ていると、一般にはあまり名前を知られていない会社が広告を出していることがあります。
新幹線を日常的に使うのはビジネスマン、BtoB向けの広告が多いのがその理由との事ですが、調べて見るととんでもない売上や規模の会社ばかりだそうです。
最初に紹介されたのは「プラスチックのパイオニア 住友ベークライト」、その売り言葉通り色々なプラスチック製品を作っている会社です。
住友ベークライト株式会社
東京品川に本社を構える住友ベークライト、ベークライトというのはフェノール樹脂というプラスチックの事だそうですが、フェノール樹脂以外にも様々なプラスチック製品を作っている会社です。
車のブレーキ部分、ヘルメット、飛行機の窓枠、新幹線のテーブルなど作られるプラスチック製品は多岐に渡ります、2017年度の売上は約2118億円、新幹線に広告を出せるくらいですからかなり儲かっている会社です。
国内の薬シートのほとんどが住友ベークライト製
住友ベークライトでは国内に流通しているほとんどの薬を包んでいる、透明のプラスチック部分を作っています。
材料は塩ビと企業秘密の粉、釜で10種類以上の材料を混ぜ合わせると薬のシートが出来上がりますが、その種類は薬の特徴に合わせて70種類くらいあるそうです。
断面を見て見ると何層にもなっていて、ビタミン入りの薬は光を止める層、口に入れる薬は水蒸気を通さない層など、薬が劣化しないための工夫が施されています。
P-プラスで野菜を新鮮に
最近売り上げを伸ばしている製品が、野菜を新鮮に保つフィルム「P-プラス」、銀座千疋屋さんでも採用されている実績がある製品です。
ブロッコリーを冷蔵庫で1週間保存する実験では、何もしていないものは黄色くなって枯れてしまい、密閉した袋はパンパンに膨らんで腐敗臭が充満してしまいました。
もちろんP-プラスに入れた野菜は色も変わらず臭いもほとんどしないのですが、ポイントは野菜の呼吸、何もしないものは多く呼吸をして枯れてしまいますし、密閉してしまうと窒息して早く腐敗してしまいます、
袋に70ミクロンの小さな穴を開ける事で野菜にゆっくり呼吸をさせる事に成功、通常よりも野菜の新鮮さを保つことが出来るようになったそうです。
P-プラス+冷凍で販売地域が拡大
1袋10~20円するP-プラスですが、このフィルムと冷凍技術を使う事により飛躍的に野菜の新鮮さを保つ事ができるようになりました。
新鮮さが長持ちする事で販売する地域が広がり、安心して生産量が増やせるという事で農家の方にもとても嬉しい儲かり商品でした。
感想&まとめ
確かに私もあまり知らない会社でしたが、作っている製品自体はかなり身近なものばかりでした。
薬や野菜は安全性を第一に考えたい商品です、住友ベークライトさんの技術があるから今の私たちの生活が支えられているのかも知れませんね♪
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