3月11日放送の「がっちりマンデー!!」では「儲かる業電」を特集!「家電」ならぬ「業電」とは「業務用電気製品」のこと、最初に紹介されたのは業務用ミシンの「JUKI株式会社」です。
JUKI株式会社
東京都多摩市にある業務用ミシンを製造販売している会社です。1938年創業でこの業界では世界シェアNo.1、年間売上も約1000億円というから驚きです。一般にはあまり見る機会がない業務用ミシンとは家庭用ミシンと比べて何が違うのでしょうか?
専用ミシンで完全分業制
業務用ミシンとは工程ごとに用意された専用ミシンの事、完全分業制でひとつの作業を行う事でスピードやクオリティを追求しています。最初に紹介されたのは「ボタン付け専用ミシン」、ボウルのような入れ物にボタンをまとめて投入するとボタンがひとつひとつ整列してミシンにセットされます。
セットされたボタンをミシンの針が1秒間に16回動いて縫い付けます、家庭用ミシンだと30秒かかる作業がたったの1秒しかかかりません。他にも「ベルトループ専用」・「ジーンズのポケット専用」など、およそ1000種類もの業務用ミシンを販売しています。ちなみにボタン付け専用ミシンは1台140万円、結構良い値段がしますね。
最新業務用ミシン「AMS251」
2017年に発売開始した皮製品の飾り縫い専用の業務用ミシンです、従来のミシンはヘッド部分が固定されていて縫うものを前後左右に動かすのが普通でした。その場合に問題となるのは縫い目のねじれ、前に縫う時と比べて後ろに縫う時にねじれが生じてキレイな縫い目が出来ませんでした。
AMS251では常に前向きで縫うことが出来るようにヘッド部分を可動式にしました、縫うものだけでなくヘッド部分も回転する事によってキレイな縫い目を実現したのです。高級革製品を扱うブランドや自動車用の高級シートを扱う会社から問い合わせが殺到、1台1300万円もする専用ミシンですが他の機械には無い技術をもっているのでこれも儲かりそうですね。
感想&まとめ
業務用ミシン、かなり奥深そうな世界ですね。縫う行程に合わせて最適なパーツを組み合わせて専用のミシンを作っていくのはちょっと楽しそうです、1台1台はかなり高価なミシンですが使う側にとっては非常にありがたい機械です。30秒かかるボタン付けが1秒で終わるなら生産効率は30倍もアップしますからね♪
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