7月8日放送のがっちりマンデーでは「ウチのNo.1社員は70歳オーバー!」を特集!
2016年のシニア就職者数は過去最高の770万人、高齢になっても会社で活躍している方が増えてきているそうです。
そんな若い社員を差し置いて、がっちり会社を支えているシニアの皆さんの働きぶりを紹介してくれました。
目次
No.1営業マン「影山義昭さん(74歳)」
株式会社宣通は愛知県名古屋市にある、新聞の名刺広告と呼ばれる小さな広告を取り扱っている広告代理店。
その営業スタイルは100%電話営業、そんな中10年成績トップを守っているのが74歳の影山さんです。
影山流営業テクニック
1.膨大な企業に電話するローラー作戦
電話の営業で担当者に繋がる確率は10%以下、それでも影山さんは常に電話をかけ続けます。社内でも電話をかける量がダントツでその数は10年間で30万件以上だそうです。
2.すぐさま企画概要をFAX
担当者と繋がったらすかさず企画概要が書いてあるファックスを送ります。
3.その日のうちに担当者を捕まえる
ファックスを送ったらその日のうちに必ず担当者と連絡を取ります、影山さんいわくファックスは生もの、時間が経つと腐ってしまうとの事でした。
4.落ち着いたトークで相手に安心感
早すぎず聞き取りやすい落ち着いたトークが相手に安心感を与えます、ベテランならではのテクニックです。
長年の経験からくる安心感を会社も重要視、シニアを積極的に採用するようになってから会社の業績もアップしたそうです。
滑車職人「平久守さん(90歳)」
東京都足立区綾瀬にある横引シャッターは、車庫や工場などの扉に使われる横開きのシャッターを製作している会社です。
横引シャッターのNo.1社員は、御年90歳で毎日自転車通勤、滑車職人の平久さんでした。
滑車の作り方
軸に車輪を通してハンマーで先の部分を潰して固定するだけ、一見簡単そうな作業ですが潰しすぎると滑車が回らない、均等に叩かないとガタつきが出るなど非常に繊細な技術が必要とされる作業です。
シャッターの性能が良くても動かないようでは意味がありませんので、非常に重要な作業でもあります。
平久流職人技
1.同じ力で均等に叩けるからキレイに滑車が固定される
2.手作業で同じ滑車を無数に作れる
平久さんが滑車を担当するまではクレームがかなり多かったそうですが、今はほとんど無くなったそうです。
平久さんは毎日150個の滑車を製作、会社にとって無くてはならない存在のようです。
シャッターの滑車を作る平久さん90歳
刀鍛冶の真髄を見た気がする
それよりすごいのは自転車で通勤されてるんだけど おじいちゃん危ないって‼(゜ロ゜ノ)ノ pic.twitter.com/D3RNfX28su— ひなぎく (@hinagiku1014) 2018年7月7日
エース警備員「上野敏夫(82歳)」
東京都立川市にある日本総合警備はその名の通り警備を扱う会社、上野さんは誘導一筋20年の大ベテランです。
一緒に仕事をした事がある社長や上司も上野さんのスゴさを絶賛、そんな上野さんのスゴさは旗さばきと心配りにありました。
→日本綜合警備株式会社 | 東京の交通誘導警備、雑踏警備、施設警備なら当社へ
上野流警備術
1.運転手から見やすい旗さばき
紅白の旗を両手に持って車を誘導していきますが、常に運転手がわかりやすい旗さばきを意識しています。例えば紅白の旗を同時に挙げてしまうと運転手が迷ってしまいますが、上野さんの場合はどちらか片方しか挙げる事はありません。
2.声をだして運転手に気配り
車に止まってもらったり発車してもらう際には、必ず声を出してお辞儀をします。
3.停止の時は必ず2回以上お辞儀
さらに停止する際には2回以上お辞儀、車を止める行為は命令ではなくお願い、気持ちよく通過してもらうには心配りが重要だという事です。
商売道具の旗は毎日自宅で洗濯するという上野さん、まさに警備員の鑑です。
82歳で警備(工事中の誘導)をされる上野さん
運転をする人なら分かると思うんですが「進んでいいの?ダメなの?」って良くあると思う
上野さんはそう言うの一切感じさせない今度から片側通行で停まった時は「上野さんかな?」って楽しみが出来た(^w^) pic.twitter.com/lONlaedxD4
— ひなぎく (@hinagiku1014) 2018年7月7日
感想&まとめ
今回紹介された会社は積極的にシニアの採用を始めてから、業績が5年で1.5倍から2倍にも上がったそうです。
長年の経験や技術をいうものは時間をかけないと得られない非常に重要なスキルです、そんな経験や技術を活かして高齢でも会社で活躍されている方がいると思うと頼もしいですね♪