11月26日放送の「がっちりマンデー!!」では「業界新聞の記者に聞いた!せまい業界トップニュース!2017」を特集!全国に2000紙はあるという業界新聞や専門誌から編集部の記者が今年一番スゴかった特ダネを厳選して紹介してくれました。最後に紹介されたのは「月刊総務」の特ダネ、月間発行部数12000部の総務に役立つ情報の専門誌で今年一番アツかった特ダネは「破れない名刺ライメックス」でした!
中央区銀座「株式会社TBM」
中央区銀座にある紙に変わる新素材を開発した会社が「株式会社TBM」さんです。キレイなオフィスでまずは名刺交換、すると驚きの一言が…「名刺を破ってみてください」。思い切って力を入れても名刺は破れません、そうこれが紙に変わる新素材「LIMEX(ライメックス)」なのです。
ライメックスの用途は?
破れない紙「ライメックス」ですがもう一つ大きな特徴があります、それは水に濡れても大丈夫な事。水槽の中に普通の名刺とライメックスの名刺を入れて実験してみても、普通の名刺はボロボロになってしまいますがライメックスの名刺は水に入れた前と全然変わりません。
この強い耐久性と耐水性を利用して飲食店のメニューや屋外ポスターに使われているライメックス、大手回転寿司チェーンのスシローさんでは全国463店舗のメニューにライメックスが使用されています。印刷コストに関しても印刷してラミネート加工する従来の方法よりも、約半分のコストで印刷できるので企業にとっては嬉しい所です。
ライメックスの素材は石灰石
ライメックスの原料となる石灰石はとにかく安くて世界中に豊富にある鉱物です、日本で唯一自給できる鉱物でもあります。2014年に開発されたライメックスは紙という地球規模のマーケットを相手にどんどんシェアを増やし続けています。
また製造工程に関しても水を使いませんし木も使いません、そして半永久的にリサイクルが可能です。森林伐採による災害なども増えている現代で木を使わずに作れる紙という事ですからかなりエコですね、リサイクルすれば資源を使う必要もなくなるので本当に地球に優しい新素材です。
さっきテレビ見ててでてきたんだけど、ライメックスってすごくない?
本とかこれで印刷したらお風呂で読めるし、ポストカードとかも雨の心配なく郵送できるし、コースターとかランチョンマットとかも汚れる心配ない。
普通にめっちゃ普及してほしい。 pic.twitter.com/mbTpaxAYuj— み (@migo_ywms) 2017年11月25日
感想&まとめ
以前他の番組でライメックスの事は見たのですが、起業する際にはかなりの苦労があったとの事です。いくら原料が安いからといっても大規模な工場で大量生産が出来ないと別のコストがかかり売れなくなってしまいます、社長の山崎さんは一刻も早くライメックスによって地球の資源問題を解決しなければならないという使命感で大量の融資を取り付けてライメックスの大量生産に成功したそうです。利益だけでは無く使命感を持てる仕事って大事なんですね♪
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