11月26日放送の「がっちりマンデー!!」では「業界新聞の記者に聞いた!せまい業界トップニュース!2017」を特集!全国に2000紙はあるという業界新聞や専門誌から編集部の記者が今年一番スゴかった特ダネを厳選して紹介してくれました。最初に紹介されたのは「月刊食堂」の特ダネ、月間発行部数82000部の外食産業の専門誌で今年一番アツかった特ダネは「エスニック酒場」でした!
都内に急増するエスニック酒場
取材に向かったのは渋谷区恵比寿にある「タイ屋台ラオラオ」さん、店内に入るとほぼ女性ばかりのお客さんで満席状態です。都内ではこういったエスニック系の大衆酒場が急増しており、しかもエグいほど儲かっているという事です。その儲かりの秘密とは何なのでしょうか?
パクチニスト大注目!恵比寿にある「タイ屋台ラオラオ」のパクチーコースが最高 | RETRIP[リトリップ] @retrip_news https://t.co/slEFeogi61 pic.twitter.com/O0vSfzHNdy
— RETRIP<公式> (@retrip_news) 2017年6月29日
エスニック酒場が儲かる理由
原価率が低い
エスニック料理店で使われている食材に特別高いものはありません、そもそも原価率が上がりにくい業態だと言えます。例えば520円で提供されている「ヤムパクチー」の原価率は3.37%、およそ20円という低価格です、取材した「タイ屋台ラオラオ」さんではパクチーを自家栽培して原価を極限まで抑えているようです。
ドリンク比率が高い
エスニック料理と言えばピリ辛の味付けがウリという事で料理と一緒に注文されるドリンクの量も増えていきます。女性をターゲットにしたカクテルなども取り揃える事で売り上げに対するドリンク比率がなんと52%にもなっているそうです、通常の居酒屋では大体35%くらいと言いますからかなり驚異的な数字です。
内装にお金がかからない
もともと「屋台」というコンセプトでお店を出しているので内装に高い資材を使う必要はありません。かえって高い資材を使うと屋台の雰囲気を壊してしまうので、安い資材を出来るだけ使った方がお店のコンセプトに合う事になります。こうなると初期投資がかなり抑えられるので新規出店してもすぐに黒字化が可能となります。
気になるその月商は?
新宿に出店している「999(カオカオカオ)」さんは月商730万円、池袋の「アガリコ」さんは月商1280万円、そして番組で取材した「タイ屋台ラオラオ」さんは月商520万円という外食産業では異例の売上を上げています。しかも「タイ屋台ラオラオ」さんの利益率は約36%という事ですから約180万円ほどの利益を毎月上げている計算になります、これは儲かってますね!
→999 新宿店 (カオカオカオ) – 新宿三丁目/タイ料理 [食べログ]
→アガリコ (AGALICO) – 池袋/ビストロ [食べログ]
感想&まとめ
外食産業と言えば素人が手を出すとすぐに失敗して撤退する事が多いというなかなか繁盛店になるには難しい業界ですが、初期投資を抑えたり原価率を抑えることが出来るエスニック料理屋台は成功する確率が高い業態なのかも知れませんね。
しかし怖いのは流行の流れ、今はパクチー人気でエスニック料理ブームが続いていますがパクチーに飽きてしまったお客さん達がそれでもエスニック料理に行くかと言われると疑問が残ります。お客さんが来ているうちにどれだけお店の魅力をアピールできるかが勝負のカギになると思います、リピーターさえついてくれればリピーターさんが新しいお客さんを連れてきてくれますからね♪
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