3月18日放送の「がっちりマンデー!!」では「儲かる元リクルートの社長」を特集!番組で紹介された儲かっている会社の社長にはなぜか元リクルートの社長が多くいます、そこで実際に元リクルートの儲かり社長が経営している会社を取材して社長が多い理由を探ってくれました。
目次
株式会社ママスクエア
こちらはリクルートで14年間勤務した藤代社長の経営する会社です、千葉県船橋市のショッピングモールの中にあるオフィスは託児エリアの奥に普通のオフィスがある少し変わった形をしています。ママスクエアは託児所のビジネスでは無く、子どもを持った主婦が安心して働ける場所を提供して儲かっている会社でした。
→こどものそばで働ける新しいワーキングスタイル|株式会社ママスクエア
子どものそばで働ける
ママスクエアが他の会社から受けた仕事を、普段は子どもの世話が忙しくて働けない主婦の方が子供を預けながらこなしていきます。働きたくても子どもの世話が忙しくて働けない、子どもを預けたくても預ける場所が無いという主婦の不満を一気に解消するアイデアです。
託児所の許可がいらない
さらにこの事業には思いがけなかった利点がありました、それは託児所の許可がいらないという事。ママスクエアは法律的には託児所には当たらないので、面倒な審査無しであらゆる場所に作ることが可能です。創業から3年で現在は21店舗という事ですから、これからもどんどん増えていきそうですね。
村上農園
リクルートで10年間勤務した村上社長が経営する静岡県焼津市にある食品会社です。叔父の経営していた元々はカイワレ大根を栽培していた会社ですが、1996年に大阪で起こったO-157による集団食中毒の原因としてカイワレ大根が疑われたことで売上は激減してしまいました。
ブロッコリースプラウト
カイワレ大根は元々大根の芽、だったら他の野菜の芽で新しい商品を作ろうと考えた村上社長。アメリカの大学でブロッコリーの芽に健康効果があるという事が発表されたのをキッカケに、ブロッコリースプラウトの販売を始めました。
さらに改良を続け国内シェアNo.1
ブロッコリースプラウトの売上は好調、そしてさらに健康効果を高めて栽培期間を短く改良したブロッコリースーパースプラウトが完成、村上農園を年間約86億円の売上を上げる会社に成長させたのです。村上農園では常に新しい商品を開発し続けていて、現在では35種類の野菜を販売しています。
(株)ロコパートナーズ
こちらはリクルート勤続4年、現在33歳の篠塚社長が経営している会社です。こちらは旅館やホテルの予約サイト「Relux」を運営している会社で、年間売上はハッキリと明かしてはくれませんでしたが十億くらいをウロウロしていると言いますからかなり儲かっているようですね。
宿泊界のミシュランガイド
「Relux」のウリは何といってもその紹介する旅館やホテルの質の高さ。例えばリクルートが運営している「じゃらん」は約20000件の掲載がありますが、「Relux」で掲載している件数は約1000件ほどです。本当に良い宿だけを掲載するところにこだわっていて、その甲斐あってか昨年の宿泊サイト満足度では「じゃらん」を抜いて1位になりました。
徹底的な審査
篠塚社長によると、信頼できる情報であれば件数はいらないという事。実際に旅館やホテルに行って審査を行い、質の良いものだけを紹介する事でサイトのファンを取り込む事に成功しました。審査項目も非常に厳しく実に100項目以上、すでに掲載されている旅館やホテルにも定期的に審査を行っているそうです、まさに宿泊界のミシュランガイドですね。
感想&まとめ
リクルート創業58年のうち定年退職を果たした人はたったの2名、それだけ社員の独立意識が高い会社だという事ですね。通常の会社では優秀な人材を手放さないように引き留めたりするのが普通ですが、リクルートではどんどん外に出ていってもらってビジネスパートナーとして事業を大きくしていく事が普通。自ら考えて起業できるクラスの社員が揃っているリクルートの会社力を強く感じました♪