7月9日放送の「がっちりマンデー!!」ではその県「だけ」の儲かりエンターテインメント!を紹介。
スポーツクラブと言えば長続きしないなどの理由で会員数を維持するのが大変ですが、色々な工夫で会員数を増やしているスポーツクラブがあるそうです。
元々、スポーツが根付いた地元性に加えて細やかなサービスを提供する事でかなり儲かっているようです。
驚異の会員数!スポーツクラブ「PAJA」
鳥取県米子市にある百貨店の中にあるスポーツクラブ「PAJA」。
開店前からシニア層のお客様が行列を作って開店を待っています。
会費はオールタイム会員の場合で月々8,000円。会員数が2,000人という事ですから単純に考えると月1,600万円の収入です、スゴいですね。
見た目は普通のスポーツクラブなんですけど、どこにそんなに魅力があるんでしょうか?
そもそもなぜ鳥取県民はスポーツクラブ好き?
鳥取県の人口は1988年の約62万人から年々減少していて、29年間で小学校や中学校が統合・廃校となり体育館が余ってしまいました。
そこで県が健康維持を目的に体育館をスポーツ施設に転換したところ好評で、スポーツをする方が増えたそうです。
このことがキッカケとなり、鳥取県民に室内で定期的に運動する習慣が根付いたと言われています。
いまでは人口10万人あたりのスポーツクラブ登録件数(2015年)で6.27件と全国1位。定期的に運動する事が当たり前のようになっているようです。
鳥取県民の県民性に合わせた戦略
鳥取県民の県民性は「熱しやすく、冷めやすい」。ようするに飽きっぽいそうです。
そこで月に一回「山登り」や「シーカヤック」などのイベントを開催する事によって飽きが来ない工夫をしたり、こまめに話しかけてマンネリ化を防いでいます。
また、お子さんが生まれるとスポーツクラブを辞める方が多いという事で、スポーツクラブと同じフロアに学童保育スペースを設けてお子さんがいても通いやすいようにしています。
その甲斐もあってか会員2,000人のうち、400人以上が10年以上継続しているそうです。同じスポーツクラブに10年以上通うなんて信じられませんね。
感想&まとめ
鳥取県といえば「砂丘」。そして人口最下位の県。くらいしか思いつきませんでした…。
でも、その人口減少を逆手にとって県民の健康を守ろうとした県の姿勢には頭が下がりますね、悪い事ばかり気にしないで良い事を作っていけば良いという事でしょうか。
私もスポーツクラブに通っていましたが、長くて半年くらいですね。どうしても飽きがきてしまうし、他に新しいスポーツクラブが出来ると目移りしちゃったり…
そんな会員の心理も考えた「PAJA」さんの経営はさすがですね、細かいところに気が付けるかがビジネスの成長に繋がるんだなと実感しました♪
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