7月26日放送のNHK「ガッテン!」では「水虫 驚きの感染ルート新発見!」という事で水虫の原因や対策法を解説。
普通は足がかゆい症状がでる水虫ですが、症状が出ない水虫もあるそうです。もし家族がそんな水虫にかかっていたとしたら?
銭湯やプールなどで感染しやすいと言われていた水虫、実は家の中が一番感染率が高いことが判明しました!
症状が出ない水虫とは?
水虫は床に落ちている水虫菌を踏んでしまうことから感染がはじまります。
感染してしまうと皮膚の表面にある角質層で水虫菌が繁殖し始め、菌の活動が激しくなると人間の免疫細胞が働き、そこから炎症が起こりかゆくなります。
でも、活動が激しくない場合や免疫細胞が働かない場合はかゆい症状が出ないので自覚症状がないのに水虫に感染している人がいるのです。
番組内で水虫の自覚症状が無い35人の方を診察したところ、8人が水虫に感染していました。
一番の感染源は家の中!
水虫菌は感染力がそれほど強くなく、短時間であれば水虫菌を踏んだとしても感染する可能性はそれほどありません。
一番危険なのは長時間水虫菌がいる場所で過ごす事、そう!家の中が一番水虫に感染する可能性が高いのです!
さきほどの症状が出ない水虫の方がもし家族にいたとしたら…家の中に水虫菌をばらまく事によって感染の危険度は大幅に上がります。
水虫になる危険度は(1が普通の状態だとして)…
水泳 1.30 ゴルフ 1.46 靴を8時間以上履く 1.43 家族に水虫がいる 22.27 と圧倒的に家の中が一番危険なのです。
水虫にかかったら家族も一緒に診察
もし、水虫にかかってしまったら家族も一緒に診察を受けなければせっかく治ってもまた再発してしまうケースが多くなります。
家族も一緒に水虫の診察を受けて一緒に治療する事が大切です。
水虫を治すには水虫菌が完全にいなくなるまで薬を塗り続ける事が大事。見た目には治ったように見えても菌が死滅しない限りはすぐに繁殖してきます。
治療には長い時間がかかりますが、せっかく治療しても家族の水虫で再発してしまったら、また最初から治療のやり直し。
延々と水虫・治療ループを繰り返す事になってしまいます。
症状が出なくても皮膚の状態で水虫を判別
かゆくならない水虫でもある程度は皮膚の状態で水虫かどうかを判別できます。
1.指の間の皮がむける
2.水泡が出来る
3.かかとがカサカサ
4.爪が変色
これらは水虫の軽度の症状になりますので、少しでも気になる点があれば皮膚科で診察を受けてみた方が良いかも知れません。
特にかかとがカサカサの場合は水虫の可能性が高いので注意が必要です。
家の中から水虫菌を無くす対策法
水虫菌の生命力はとても強く、皮膚から剥がれ落ちた状態でも半年から一年間は生き続けます。
家の中に水虫菌がいる限りは感染する可能性も高いワケですから水虫菌を無くす対策が必要です。
1.家の中を掃除機がけ
2.スリッパをはく
3.バスマットなどはこまめに洗濯する
4.毎日、足をやさしく洗う
掃除や洗濯などで家の中から水虫菌を無くして感染のリスクを低くしましょう。
感想&まとめ
ちなみに子どもはあまり水虫にかかりにくいのですが、仮に水虫になってしまった場合はほとんどが家族からの感染が原因だそうです。
家の中にいる水虫菌を無くすには家族全員の協力が必要です。そうしないと魔の水虫ループを避ける事はできないでしょう。
夏場になるとジメジメして水虫菌も活発になりますから水虫菌に感染しないように、普段からこまめな掃除を心掛けたいものですね♪
あ、ペットから水虫が感染する事もあるそうなので犬や猫を飼っている方はペットにも注意が必要です!