9月30日放送のがっちりマンデー!!では「儲かる箱ビジネス」を特集!
通販ビジネスが勢いづいている今、商品を運ぶ箱にも最新の儲かりがあるそうです。
紹介されたのは愛知県春日井市にある中津川包装工業が製造している、強化ダンボール「ナビエース」です。
ナビエース
簡単に言うと普通の段ボールよりも強度が高い段ボール、見た目は普通の段ボールと全く一緒ですがその強度はケタ違い。
その強度の秘密は段ボールの内側にあるナミナミの部分(中芯)、高熱を加える事で硬くなる特製の紙を使用する事で普通の段ボールの1.8倍の強度を実現しています。
ナビエースの用途は?
産業用の無人ヘリコプターやピアノなど、今まで木箱でしか運ぶ事ができなかった重い物を運ぶために使われます。
さらに箱の強度が上がるために一度にたくさんの物を運べるのも特徴、例えばイスは一つの段ボールで6脚運ぶのが今までの段ボールでは精一杯。
しかしナビエースを使った箱であれば一気に40脚も運ぶ事が可能です、さらに箱のサイズも運搬用のコンテナのサイズに合わせて作られているので効率的に物を運ぶ事ができます。
他にも段ボールならではのメリットが
木箱を使うのに比べて重さは1/3、値段も約3割安いので、効率的かつ費用面でも非常にお得。
さらに木箱を使って海外へ輸出を行う際には、木に虫がついていないかどうかの「検疫」という作業が必要になります。
木を段ボールに変える事によって検疫作業が必要なくなるので、こちらも時間や手間の節約になります。
ナビエースすげぇ #ガッチリマンデー pic.twitter.com/qSldA45t6T
— キム (@kimukimu1966) 2018年9月29日
新製品「ナビエースPlus」も登場
さらに中芯だけではなく表面にも特殊な紙を使用したナビエースPlusを開発、普通の段ボールの約2.4倍の強度を実現しました。
このナビエースPlusを使えば、今まで段ボールでは運べなかった車のエンジンや産業用ロボットも運ぶ事が可能になります。
ナビエースの年間売上は現在約35億円、これからもどんどん需要は増えていきそうです。
感想&まとめ
木箱自体が値段も高いしリサイクルするのもかなり難しいと思いますので、それが段ボールに変われるのであればかなり画期的だと思います。
しかし車のエンジンを段ボールで運べる時代が来たとなると、木箱を作っていたメーカーがどうなるかがちょっと心配になりますね♪
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