9月29日放送の世界一受けたい授業では「子育てでも会社でも使える!無名のサッカー部を全国大会常連校に変えた教育法」を紹介。
25年前は無名だった熊本県立大津高校サッカー部を全国大会常連に変えた教育法について解説、教えてくれるのはサッカー部総監督である平岡和徳先生です。
熊本 大津高校 サッカー部⚽️
平岡和徳監督
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— 土肥 隆平 (@Doi_Ryuhei) 2018年9月29日
目次
技を覚える前にまず目と耳を鍛えろ
サッカーの技術を覚える前に、まずは「見る力」と「聞く力」を鍛える所から平岡先生の教育は始まります。
人の話を真剣に理解するには「見る力」と「聞く力」が不可欠、その力を鍛える事で自分で判断して行動できる人間になっていきます。
いい加減に物事を見たり聞いたりするのではなく、状況をよく理解して自分で良く考える事が重要です。
サッカーが上手になるためにはまず生活習慣を改めよ
平岡先生が大津高校に赴任した25年前、最初に徹底したのは生活習慣の改善でした。
「凡事徹底(ぼんじてってい)」当たり前の事を人並み以上にやるという事を掲げ、人にあったら挨拶、後片付けをしっかりやるという事を徹底させました。
その結果、赴任から4年目で全国大会へ出場、その翌年にはベスト8に入る事ができました。
平岡先生いわく、社会でも生活習慣がしっかりしてないと一流にはなれないとの事でした。
凡事徹底――九州の小さな町の公立高校からJリーガーが生まれ続ける理由
感動する心と感謝の気持ちが大切
平岡先生がキャプテンを務めた帝京高校が全国優勝を果たした際、平岡先生はインタビューで「わがままを許してくれた両親に感謝したい」と述べました。
お世話になった人たちに感謝できるという事は心に余裕があるという事、心に余裕があるからこそ成長にも加速力がついていくそうです。
大津高校サッカー部では「ありがとう」という感謝の気持ちが根付いており、そのことが17年連続全国大会出場に繋がった原因なのかも知れません。
物事に終わりを決める
他校では3時間ぶっ続けで練習をする事も珍しくないですが、大津高校サッカー部では集中力を高めるために午後練習は100分と決められています。
長時間の練習を強いると人間はいかにサボるかを考えてしまいます、終わりを決めてメリハリをつける事で100分でどうすれば上手くkなれるのか?を自分で真剣に考えるようになります。
「やらされている」という環境が、「自分からやる」と言う環境に変わっていくそうです。
大津高校の朝練は自主練習、自分に足りない部分を自分で考えながら行う主体的な練習が生徒を成長させていきます。
子どもに本物を見せると本気になる
大津高校は48名ものプロサッカー選手を輩出しています、平岡先生が行っているのは実際にプロを呼んで子どもたちに見せると言う方法です。
子ども達に本物を見せる事で本気になってもらう、そして本物になるためにはどうすれば良いかを感じてもらい、いつかは本物になってもらう事が目的です。
感想&まとめ
大津高校では朝早く学校に来て自習や自主練をするのが、照れ臭くて恥ずかしいという風潮があったそうです。
しかし毎朝自主的に練習するサッカー部の姿を見て、今では始業の1時間前に登校して自習する生徒も増えているそうです。
平岡先生がくじけそうな生徒にかけるのは「もうダメだ!の先にいるすごい自分を意識しろ」という言葉。
苦しい時ほど前に進んでいるという事を実感して「諦めない」という才能を磨けば、社会に出ても立派に通用する大人になれるという思いからかけている言葉だそうです。
部活だけでなく社会に出た後の事も考えた教育法、職場でも応用できる教育法ですね♪