9月25日放送のこの差って何ですか?では「昔と今の健康常識の差」を紹介。
昔の健康常識では「1日30品目食べる」、「早朝の運動は健康に良い」と言われていましたが、健康が進みそれらの健康常識は間違いだった事がわかってきました。
そんな昔から言われている健康常識が今はどのように進化して変わってきたのかを詳しく解説してくれました。
ストレス
カルシウム不足とイライラは関係ない
昔の健康常識は「イライラした時はカルシウムをとると良い」と言われてきましたが、今の健康常識ではストレスをカルシウムは関係ないという事がわかっています。
血液中のカルシウムが脳に運ばれると興奮を抑える作用があるという事は本当ですが、そもそも血液中のカルシウムが不足すると骨からカルシウムが補給されるため、血液中のカルシウムが不足する事自体がありえません。
本当に血液中のカルシウムが不足すると、肌がボロボロになり痙攣状態になりイライラするどころでは済まない状態になってしまいます。
この説が日本中に広まったのは1975年にある雑誌に掲載された「ストレス社会の原因はカルシウム不足!?」という記事がキッカケ。
高度経済成長が終わりストレス社会が訪れたのと同時に、食の欧米化が進みそれまでの魚中心の食生活から肉中心の食生活になった時期が重なったのが、カルシウム不足がストレスの原因だという記事が信じられてしまった原因です。
風邪
風邪を引いて食欲が無い時は食べない方が良い
昔の健康常識では「風邪を引いた時は食事をとらないと元気になれない」とされてきましたが、今の健康常識では食欲が無い時は無理に食物を食べない方が良いとされています。
昔は体力を蓄えるために食事を摂った方が早く治ると言われていましたが、食欲が無くなるという事はそもそも脳が食欲を抑える信号を出しているという事がわかってきました。
風邪を引くとウィルスに対抗するために脳は胃や腸の活動を抑えて免疫細胞を増やすように指令を出します、そんな状態で食物を食べてしまうと胃や腸は消化活動にエネルギーを取られてしまうので、かえって風邪の治りが悪くなってしまうそうです。
無理に食べなくても風邪のウィルスが無くなれば食欲も戻ってきますので何も食べなくても風邪は治ります、ただし発熱や下痢をしている場合は脱水症状が起こってしまうので水分の補給は大切です。
傷
傷口に消毒液をかけるのは良くない
昔の健康常識では「傷口にはまず消毒液をかける」のが常識とされてきましたが、今の健康常識では消毒液をかけない方が傷の治りが早くなるという事がわかっています。
消毒液を使用すると傷口の細菌を死滅させる事が出来ますが、傷を治す皮膚細胞も死滅させてしまうという事がその理由です。
ケガをした場合はまず大量の水で傷口を洗い流してから、湿潤タイプの絆創膏を貼る事がベストな治療法とされています。
ただし傷口が深い場合には水で洗い流せない場合もありますので、消毒液を使った方が良いとの事です。
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感想&まとめ
風邪を引いた時にはおかゆでもいいから、とりあえず食べるように言われた思い出がありますね。
確かに良く考えてみたら風邪はウィルスが感染して起こるもの、体力をつけるよりもウィルスに対する免疫力をいかに上げられるかが重要です。
昔の常識で考えていたら治る風邪も治らなくなってしまいますね、勉強になりました♪
→この差って何ですか?耳・食事・歯に関する昔と今の健康常識の差!