9月14日放送の沸騰ワード10では前回好評だった「崖っぷちの客」第2弾。
クリーニング界の駆け込み寺「ウォータークリーニング君津本店」のガリレオこと京大薬学部出身の松村誠さんのスゴ技に密着しました!
ケース1「18年前のステーキソース」
依頼品:18年前に購入した5万円のピンクのワンピース
依頼内容:18年前に兄の結婚式でつけてしまったステーキソースのシミ
崖っぷちの理由:結婚記念日にこのワンピースを着て食事がしたい
依頼品の汚れをじっと見つめる村松さん、そしておもむろに手が動き始めメモ用紙に汚れの分子記号が次々と書かれていきます。
村松さんが計算で導き出した洗剤をシミにかけ、スプレーガンで水を一気に噴射すると見る見る間にシミが無くなっていきます。
わざうか10秒ほどで18年前のステーキソースのシミ、攻略です!
ケース2「原因不明のシミばかりの着物」
依頼品:26年前に購入した子ども用の着物
依頼内容:原因不明の染み
崖っぷちの理由:初孫にお母さんが着ていた着物を着せてあげたい
難関は他のクリーニング店でも断られた原因不明のシミ、村松さんがシミを見て紙に書きだそうとしますが全くペンが走りません。
そこで登場したのが村松さんの大先輩で師匠でもある「日名川茂」さん、一目で子どものヨダレが変色したシミだと見抜きました。
ここで日名川さんが出した秘技が「武蔵抜き」、宮本武蔵の二刀流にヒントを得て編み出したシミ抜きの必殺技です。
片方の筆で漂白剤をつけながら、もう一方の筆で摩擦熱を起こす二刀流のこの技で、見事26年前の着物のシミを全て取る事に成功しました!
ケース3「渡辺直美さんにもらったエルメスの財布」
依頼品:渡辺直美さんにもらったエルメスの財布 22万円
依頼内容:手アカで汚れた財布のフチ、10円玉のサビで出来た黒い汚れ、ちぎれた取っ手
崖っぷちの理由:縁起が良い財布なのでよみがえらせたい
依頼人は新婚女芸人の横澤夏子さん、村松さんは財布の汚れを見て分子記号を紙に書きだしていきます。
フチの汚れはまず研磨剤で軽くこすりながら落とし、薄いピンク色の着色をしてから濃いピンクの色を重ねていきます、最初から濃いピンクを塗ると黒い部分が残ってしまうのがその理由です。
さらに財布の内側の黒い汚れは溶剤が入ったスプレーガンを噴射して解消、最後に特殊な水を使って丸洗いをしてちぎれた取っ手を縫い付ければ完成です。
ケース4「デヴィ夫人思い出のドレス」
依頼品:44年前のニナリッチのオートクチュールのドレス
依頼内容:全体の黄ばみ、シャンパンのシミ、潰れた花びらの装飾
崖っぷちの理由:フランス時代に着ていたドレスをもう一度着てみたい
こちらも村松さんの手に負える代物ではなく、師匠の日名川さんが登場。
一目見て難色を示した日名川さんですが早速作業を開始、まずは石油系溶剤が入った着物を洗う洗濯機で丸ごと洗濯。
その後は得意の「武蔵抜き」でシャンパンのシミを抜いていきます、さらに特殊な薬品を入れたお湯でドレスを煮ていきます。
潰れた花びらは全て取り外してから一枚一枚アイロンがけをして着色、元の場所に縫い付けて当時の咲き誇っていた花びらの装飾を再現しました。
感想&まとめ
今回はもう一人の重鎮、日名川さんが初登場。美術館などに展示されている人間国宝の着物の修復も手掛ける伝説のシミ抜き職人です。
今回のデヴィ夫人のように汚れてしまったけど捨てられない思い出の服があったら、ダメ元で村松さんと日名川さんにお願いしてみるのもアリかも知れませんね♪
→沸騰ワード10!クリーニング界のガリレオ?京大薬学部出身の松村誠がスゴすぎる!