12月1日の「沸騰ワード10」の「ガイドブックに載らない沸騰島」ではトカラ列島にある日本最後の秘境「中之島」を特集!東京から1100キロ、唯一の交通手段はフェリーでしかも月曜日と金曜日しか出発しないという条件から日本最後の秘境と呼ばれている「中之島」。そんな不便な島への移住者が3年間で70%も増加しているそうです、そんな日本最後の秘境「トカラ列島 中之島」の魅力とは?
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— しょうま (@flying_horserun) 2017年3月12日
物資の運搬が難しい島
港には定期的に運ばれてくる島民への荷物が山積みにされています、そんな荷物の中でも特に目を引くのは島ではおなじみ「アマゾン」のダンボール。飲食店も無く小さい商店が1つだけしかない中之島では島民自らが物資を頼むしか方法が無いので、通販などを利用する島民が多いそうです。スポーツ新聞を調達した島民もいましたが、届いたころにはすでに10日前のスポーツ新聞だったというほど物資を手に入れるのが難しい島です。
七ツ山海岸とセリ岬
長さ3キロにも及ぶ「七ツ山海岸」はまさに絶景、そしてその海岸の先には「セリ岬」というこれもまた驚きの絶景スポットがありました。天に向かってそびえたつ岩の造形はまさに神秘的、日本最後の秘境感を存分に味あわせてくれます。
[ブログ]ヤルセのセリ岬というところ。絶壁になっていてその先の海が青い(中之島)(本文より)|【リトケイの新入社員日記②】はじめて行った島は、トカラでした。|http://t.co/auHD70iEa2 #ritokei
— 離島経済新聞社(リトケイ) (@ritokei) 2015年4月19日
中之島名物「水芋」
集落を調査していると水を張った田んぼの中で何かを収穫している島民を発見!お話を聞いて見ると「水芋(みずいも)」らしきものを収穫しているとの事です。水芋とは里芋の仲間で島ではおやつとして良く食べられているそうです。擦った水芋に砂糖と塩を加えて混ぜ合わせて鍋に入れて両面を焼けばおやつが完成、見た感じはお餅のようで素朴なおやつ感が満載でした。
十島村立 中之島小中学校
島にある唯一の学校が「十島村立中之島小中学校」です。トカラ列島では7つの島がテレビ会議システムで繋がれていて、台風などで先生が島に来れない場合でもテレビを使って授業が出来るようなシステムが用意されています。ちなみに修学旅行などはトカラ列島の7つの島の小中学校が一緒に行くのでトカラ列島の小中学生はみんな顔見知りだそうです、何か心温まるお話ですね。
鹿児島県トカラ列島・悪石島の神社の鳥居。左上は坂森神社の鳥居 右は金山神社の鳥居。鳥居の笠木には、いずれもアカ族の精霊の門と同じように連続三角紋(ウロコ文)が刻まれている。(写真提供:「トカラの神々」撮影:寺健)
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東区温泉
海岸近くにある屋根までスッポリ防波堤に囲まれた建物が「東区温泉」という共同温泉です。24時間無料で入ることが出来ますが温泉の維持費は善意による寄付で成り立っています、沸騰ワード10のスタッフも思い切って1万円を寄付して寄付者の名簿に名前を刻むことが出来ました。
東区温泉です。24時間無料です。ここも何回も入ってしまいました。 pic.twitter.com/o8ACj6I5Au
— ISHIHARA (@IshiharaE) 2016年4月20日
一般家庭が居酒屋
港を歩いていると夜に海に潜る人を発見、何をしているのかと思ったら伊勢海老を獲っているそうです。売れば6000円になる伊勢海老ですが今回は地元の家庭で酒の肴としていただきます。島民が一番好きな料理方法は「丸茹で」、豪快に丸茹でした伊勢海老にそのままかぶりつきます。甲羅に芋焼酎を入れて飲んだりするなど、居酒屋さんが無い中之島では一般の家庭が飲み屋の代わりになっているようです。
日本一ワイルドな温泉
中之島には今も火山活動が続いている「御岳(みたけ)」と呼ばれる活火山が存在します。その御岳の火口付近に雨水が溜まって噴き出ている源泉と交わり、丁度良い温度になった部分が温泉として利用できます。泉質や効能は全く不明と言う謎の温泉ですが、その景色はまさに絶景なので気分をリラックスできる事は間違いないでしょう。
今日のトカラ列島中之島
御岳979m 硫黄のにおいがした火口。
ヤギたくさん( ̄∇ ̄) pic.twitter.com/R4dXTLbsKH— しょうま (@flying_horserun) 2017年3月12日
感想&まとめ
「ザ・離島」という言葉がとても似合うほど物資の確保が難しい中之島ですが、島民の方達の顔は笑顔に溢れていました。不便な日常を感じさせないほどの自然の恩恵があるから中之島に移住したいという人が増えているのかも知れませんね。24時間無料の温泉に入って丸茹での伊勢海老を肴に芋焼酎を飲む、まさに都会での生活に疲れた人が一番憧れる生活ですね♪