9月2日放送のがっちりマンデー!では「東京メトロ」を特集!
東京を中心に9路線179駅、総全長は195.1kmもある東京メトロ。
1日5,700本の電車を運行し利用者数は1日平均約740万人、年間売上は驚異の約4,300億円。
そんな東京メトロの要でもある実際に車両を運行する運転士について解説してくれました。
目次
運行前に行う作業
東西線運転士である斎藤さんは東陽町駅の上にある運転事務室へ8:22に出勤、運転士の出勤時間は最初に乗る電車に合わせて分刻みで決まっています。
#がっちりマンデー
1分単位細かいなぁ。 pic.twitter.com/r43LP8GG7x— 更科♡蕎麦P (@LibraRapid) 2018年9月1日
まずは行路表でスケジュールを確認
事務室についたらまず確認するのは「行路表(こうろひょう)」、実際に運転を行うスケジュールが5秒単位で書いてあります。
例えば8時52分に東陽町駅を出発して、西船橋駅に9時12分25秒に到着というスケジュール。
列車のダイヤは1分単位で組まれていますが、ダイヤ通りに運行するためには5秒単位で緻密なスケジュールを組む事が必要だそうです。
車両のクセを車両性能ボードで確認
70編成もある東西線の車両1台1台の細かいクセが書いてあるのが、「車両性能ボード」と呼ばれている一覧表。
車両によってブレーキの利きが甘かったり速度計に誤差があったりと、それぞれの車両の細かいクセを把握してから運転に向かいます。
ボートレースで言うところの #お化けモーター
みたいな個性ですな
#がっちりマンデー #東京メトロ pic.twitter.com/NtZmHZlLmE— hir (@hir_ish) 2018年9月1日
運転士は1つの路線のみ担当
9路線ある東京メトロですが運転士はそれぞれ1つの路線のみを担当します、中でも東西線は距離が長く変化も大きいので難易度が高いと言われています。
いわば運転士の中でも花形的存在である東西線、齋藤さんは東西線の運転士である事を誇りに思っているそうです。
東京メトロ運転士の特殊な技
速度計を見なくても速度がわかる
東京メトロの運転士は皆、トンネルの中でも速度計を見ないで速度を把握する訓練を受けています。
回送電車を利用して速度テストを敢行、速度計を目隠しして今の速度が何キロかを当ててもらいます。
齋藤さんは見事に1キロ単位で速度を言い当てる事ができました、トンネル内の照明が流れる様子を見て実際のスピードを把握しているそうです。
鉄道好きにはたまらん内容だな
車輌の個体差一覧ボードなんてのがあるんだ
と感心#がっちりマンデー #東京メトロ pic.twitter.com/RFvvhzenPt
— たけ (@takemaru0326) 2018年9月1日
時間ピッタリで駅から駅に着く
東西線竹橋駅から大手町駅の目標運行時間は1分45秒、実際に運転している横で測ってみるとその結果は1分45秒09とまさにピッタリの時間で運行を行っていました。
齋藤さんによると普段ブレーキをかける場所が決まっていて、今回はブレーキの利きが甘いという車両特性を考慮して20m前からブレーキをかけて微調整したそうです。
#がっちりマンデー
すごい才能ですね。
先頭クハだから余計に・・・#MBS pic.twitter.com/U6qEnmqUf6— 更科♡蕎麦P (@LibraRapid) 2018年9月1日
東京地下鉄立体路線図 東京メトロ編 前編&後編 (全9種セット)
感想&まとめ
一人前の運転士になるためには4ヶ月の学科実習と6ヶ月の実技訓練あり、最初は速度が把握できないそうですが、徐々に1キロ単位で実際の速度がわかるようになるそうです。
子どもの頃から運転士を目指して頑張ってきた方も多いと思いますから、その職業に誇りを持てるという部分が実直な仕事に繋がっている印象を受けました♪