6月25日放送のがっちりマンデーではサークルKサンクスと経営統合を果たしてコンビニ業界2位に躍進したファミリーマートが紹介されました。
業界地図を大きく塗り替えたこの出来事によってこれからのコンビニ業界はどうなるのか?
統合の裏には表面からでは計り知れない従業員の苦労もあったようです。
目次
コンビニ業界店舗数
2016年2月末時点での統計によると
1位 セブンイレブン 18,572店舗
2位 ローソン 12,395店舗
3位 ファミリーマート 11,656店舗
4位 サークルKサンクス 6,350店舗
でしたが、サークルKサンクスとの経営統合によりファミマの店舗数は18,006店舗となり業界第2位の座を獲得することになりました。
澤田貴司社長が登場
昨年9月にファミマの社長に就任した澤田貴司(さわだたかし)社長が番組ゲストとして登場!格好良い方ですね、さすが出来る人にはオーラを感じます。
ファミマの澤田社長って岩城滉一に似てない?#がっちりマンデー pic.twitter.com/5ayBOmjfV0
— へいか…人間至る所青山あり (@heikamakaroni) 2017年6月24日
伊藤忠商事やユニクロでおなじみのファーストリテイリング副社長などを歴任されてきた方だそうです。
サークルKサンクスとの経営統合に併せてファミマや伊藤忠から経営を頼まれたとの事です。
コンビニで売れると儲かる商品とは?
コンビニで売れると一番儲かるのは「中食(なかしょく)」。
「中食」とはおにぎり、サンドイッチ、お弁当などの事を指しますが、メーカーからの仕入れではなく自前で製造して自前のブランドで販売するので利益率が高くなります。
そんなファミマの中でも一番売り上げに貢献しているのがレジ横にあるホットスナックコーナーにある「ファミチキ」。
2006年の発売以来、10年間で累計10億個を売り上げているそうです、1個180円(税込)ですから、大体1,800億円くらい儲かった事になります、ファミチキ恐るべし!
サークルKサンクスで販売していた看板商品の焼き鳥もファミマブランドとして6月27日に発売されるそうですが、番組内ではその開発風景が放送されていました。
番組内では焼き鳥を試食した加藤浩次さんもその味に驚いていたほどの出来栄えだそうです。厳しすぎるとも思える商品開発の裏側にファミマの決意を感じました。
今、一番元気なのはサンドイッチ
ファミマで今、一番元気なのがサンドイッチ。
今年3月のリニューアルで1週間で600万個の売り上げをあげ、今も前年の2割増しで売れ続けているそうです。
そんなサンドイッチを変えたのは「丸刃スライサー(まるばすらいさー)」の導入。出来立ての柔らかいパンでも切る事ができ、口当たりをなめらかにすることが可能。
いままでよりも柔らかいパンでサンドイッチを作ることが可能になったことが消費者に受け入れられているのでしょう。
業務効率も大事!お店の時間を減らす会議
澤田貴司社長が先頭に立って作ったのが業務改革推進グループ。
お店の販促ツールを掲示する作業時間などを実際に計ってツールを削減したり、業務マニュアルを図やマンガにして解りやすくしているそうです。
従業員の確保が難しくなっている現在、より効率的に業務を行う事で人員不足を補うという意味合いもあるようです。
コンビニのレジで並ぶのは嫌ですよね、時間がないからコンビニで買うわけですから。
サークルKサンクスとのブランド統合の現場
今回の経営統合は全ての店舗をファミマにしてしまうという方針。
店舗の改装にも費用がかかるそうですが、フランチャイズで経営している方が費用を負担しているのでしょうか?
ネットで調べてみたら改装費用も休業中の人件費も本部が負担してくれているそうです、負担増で店舗が減ってしまったら業界トップなど狙えないですからね。
一番大変なのは現場の従業員。
新しいサービスが増えたり、レジ操作も全く異なります。サークルKサンクスでは会計時にかける言葉が「ありがとうございます」でしたが、ファミマでは「ありがとうございました」に変えなければならないそうです。
正直どちらでも良いとは思いますが、ブランドを築き上げていくというのはそういう細かい部分も意識しなければならないという事でしょうか。
サークルKサンクスからファミマに変わったお店は品揃えやサービスも増えて結果的にはサークルKサンクスだった頃よりも売り上げが上がっているそうです、統合は上手くいっているようですね。
そういや今日学園都市の元サンクスのファミマがオープンセールやってたんで覗いてみたらハンバーガーとかシュークリームとかサンドイッチが50〜70円ほど値引きされてました。俺的にはMonsterをそれぐらい値引きして欲しかった(切実) pic.twitter.com/Eg7fJvYdO2
— 河є( ˘ω˘ )э豚 (@River_0602) 2017年6月23日
感想&まとめ
サークルKサンクスと経営統合を果たして業界第2位となったファミリーマート。
18,000店舗のメリットを活かして様々な戦略で業界トップを狙っていくと思います。
今回のがっちりマンデーではその努力の一端を垣間見ることが出来ました。
しかしながら規模が大きくなればなるほど、細かい部分まで手が回らなくなるのも現実。今までと変わらぬ、いや今までよりも良いサービスを期待しています♪