8月5日放送のがっちりマンデー!!は「ライザップ!驚きの儲かり戦略を大公開!」。
2012年のオープン以来、店舗数は122店舗、会員は数11万人、年間売上は1362億と急成長を遂げたライザップ。
最近ではライザップゴルフやライザップイングリッシュなどの新しい事業も展開していますが、実は他の会社の買収も繰り返して急成長しているようです。
→【公式】完全個室のプライベートジム|RIZAP [ ライザップ ]
目次
「瀬戸健」社長 40歳
2003年、24歳でライザップの前身会社「健康コーポレーション」を起業、豆腐クッキーなどの健康食品を製造、販売。
そして2012年にライザップをオープン、それまでにないダイエットプログラムを世に出して現在の成功に繋がっています。
瀬戸社長がダイエットに興味を持ったのは高校時代、太った女性から告白されて一緒にダイエットに成功しましたが、その後にフラれてしまったという過去がありました。
やせる事によって人はこんなにも変わる事ができるのかという所に、驚きと興味を持ったのがキッカケだったそうです。
ライザップ 学習塾はじめたら
成長しそう #がっちりマンデー pic.twitter.com/aQGL4t8Nfn— キム (@kimukimu1966) 2018年8月4日
結果にコミット
ライザップと言えば強烈なインパクトのまわるCMがおなじみ、「結果にコミットする」というキャッチフレーズも頭に残ります。
この「コミット」は責任をもって果たすという意味、お客がやせるまでライザップが責任をもって頑張ってくれるという意味だそうです。
がっちりマンデー!!「ライザップ」
結果にコミットする。
【コミット】責任をもって果たす pic.twitter.com/mIpgOBv3Sl
— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2018年8月4日
やりきらせる力で結果にコミット
ダイエットが失敗する最大の理由は「最後までやりきれない」という事、ライザップには最後までやりきれるようにするための工夫を随所に見る事ができます。
1.完全個室のマンツーマン
ライザップでのトレーニングは全て完全個室のマンツーマン、細かい指導が出来るというメリットもありますが、大事なのはトレーナーとの関係作りです。
2.お客とトレーナーとの距離が近い
お客とトレーナーの距離が近いため、辞めようと思っても辞めにくい状況を作り出します。
さらに毎日の食事内容を毎日メール、常にトレーナーとマンツーマンだからサボる事もできません。
3.料金は前金制
ダイエットの2ヵ月コースで料金は約40万円、高い料金をすでに払っているので簡単に辞める事もできません。
4.褒めるとダメ出しのバランス
トレーニングをする上では褒めてばかりではなく時にはダメ出しも必要です、専門の研修施設で訓練を積んだトレーナーがお客のやる気をそがないような言動でトレーニングを進めていきます。
ダイエットのノウハウを他の分野にも応用
ライザップゴルフ、ライザップイングリッシュ共に個室でマンツーマン指導を行い料金も2ヵ月で約30万円。
さらにレッスンが無い日はメールで細かくサポートするなど、ダイエットで培ったノウハウを他の分野にも応用してやりきらせる力で結果にコミットさせています。
お客とトレーナーが本気になれる
瀬戸社長によると普通のジムは手段(トレーニング)を提供しているが、ライザップは「やせる」という結果を提供しています。
高めの料金設定をして結果が出なければ全額返金というシステムをとる事により、トレーナーが本気で指導するようになりお客もそれに応えるように本気でトレーニングをしてくれるようになります。
ライザップトレーナーはコミット率に応じて報奨金をもらえる制度もあり、結果が自分の報酬にもつながるという事でより本気度が高くなっていくそうです。
下り坂の会社を買収
ライザップグループはここ3年間で50社以上の企業を買収、中にはジーンズメイト、情報誌のぱど、サンケイリビング新聞社、湘南ベルマーレなどかなり有名な企業も買収しています。
買収した会社のジャンルはバラバラですが共通した事が一つ、それは下り坂になっている会社を買うという事です。
銀座にある女性用補正下着メーカーのマルコ株式会社は買収される直前まで2期連続の赤字、しかしライザップに買収された後は約37億円の赤字が約15億円の黒字とV字回復を遂げました。
下り坂の会社をどうやって立て直す?
それはトップの入れ替え、外部から優秀な人を呼んで会社を立て直してもらいます。
やり方に関しては瀬戸社長から何の意見も無く、ただ会社を立て直すという結果にコミットできるように言われるだけだそうです。
外部からだけでなく会社の内部に優秀な人がいれば、その人を社長にして経営を立て直すケースもあるそうです。
インテリア雑貨店を展開するハピンズでは元営業本部長が社長に就任、8億円の赤字をたった1年で3千万円の黒字にまで回復させました。
お前…ライザップに買収されてたのか… pic.twitter.com/jvVDYd6G1N
— ふじわら (@sillagefujiwara) 2018年8月4日
瀬戸社長自らヘッドハンティング
例えば社内のITシステムを統括しているのは元ユニクロのIT部門リーダー、マーケティングを担当しているのは元オルビス化粧品の社長など著名企業のトップだった人材がライザップで働いています。
他にも元ニトリの社長室長、元日産自動車副社長、元ダイソー専務、元島忠副社長、元双日執行役員、元USEN 社長、元ソフトバンク社長室など、瀬戸社長自ら声をかけてヘッドハンティングしてきた優秀な人材がライザップには溢れています。
極めつけは今年6月にライザップ代表取締役COOに就任した、カルビー元会長「松本晃」さん、知る人ぞ知るカルビーを支え続けた敏腕経営者です。
瀬戸社長の価値観だけでは新しい事は生まれにくい、外部の優秀な人材に助けてもらいながら事業を拡大していきたいという狙いがそこにはあるそうです。
マリノスの元社長 長谷川亨さん、ライザップにいるらしい。
(TBS がっちりマンデーより) pic.twitter.com/LQqU0iGMIR— まちるだ (@ysmf0m4c) 2018年8月4日
感想&まとめ
瀬戸社長いわく、業績が良くない会社はGIVE(お客)よりTAKE(利益)を優先してしまう、まずはお客に喜んでもらう事が重要だそうです。
やるべき事をやり、やめるべき事をやめるのが大切、最終的にはお客が自分の人生に意味を見出したり自己肯定化ができるような事業をやりたいと語っていました。
全ては自分に責任があり悪い事があるのであれば自分が変わらなければいけない、優秀な人材が集まる理由はそんな瀬戸社長の人間としての魅力にあるのかも知れませんね♪