7月11日放送のホンマでっかTV!?では「日本のヤバイ問題点これで解決SP」を特集!
食糧問題、医療費問題、働き手不足問題、介護士不足問題など、日本が抱える様々な問題点を解決するために開発されている最新の技術などを紹介してくれました。
食糧問題
ビル内で野菜を作る太陽光なしの農業技術を開発!?
日本の食料自給率は約38%と食べ物の半分以上を輸入に頼っています、さらに異常気象などで安定して野菜が作れないために野菜の価格も安定しないという問題点があります。
そんな問題点を解決するために、都会のビルの中で野菜を栽培する技術が進んでいます。
天候に左右されないので安定して野菜を栽培することができる上に、美味しくて高品質の無農薬野菜を作ることが可能だそうです。
使う光はLED電球、光を調整する事で太陽光よりも作物が成長するために良い光を当てることができます。
当てる光の色によって栄養素の違う野菜が作れる!?
LEDの光の色を変える事によって様々な味と栄養素の違う野菜を作ることが出来ます。
赤…苦みが少なく子どもに人気
青…風味が強くビタミンなどが豊富
ピンク…葉が柔らかく風味のバランスが良い
また、環境が安定しているので旬の野菜を一年間通して作れるのも、ビルで野菜を作る事の利点だそうです。
LED電球で育てたレタスの雑菌数は水道水より少ない!?
ビル内農業では全てクリーンルームの中で野菜を栽培しているので洗う必要は全く無いそうです。
老朽化問題
老朽化した鉄橋の寿命を50年延ばすレーザーが解決!?
1960年代の高度成長期に作られた鉄橋の設計寿命は50年、例えばレインボーブリッジや東京ゲートブリッジも寿命を迎えてしまいます。
しかし最新のレーザー技術を使えば鉄橋の寿命をあと50年延ばせるという事です、鉄橋のサビた部分に赤外線レーザーを照射するとあっという間にサビが取れていきます。
鉄柱の内側のサビは取る事はできませんが、サビは外側から進んでいくので十分寿命を延ばす事が可能だそうです。
医療費問題
電子ばんそうこうが医療費削減を担う!?
日本の医療費は一年間で42兆円超え、これは国家予算の約半分にも及んでいます。
そんな医療費問題を解決できる可能性があるのが「電子ばんそうこう(ティシュー・ナノトランスフェクション)」という技術です。
電子デバイスを皮膚に貼ると電磁波が発生して、怪我をした細胞の遺伝子情報を書き換えてくれます。
怪我をした細胞を血管を再生する細胞に変える事で、早く怪我を治すことができる技術です。
電子ばんそうこうで脳や内蔵も作れる!?
脳梗塞を起こしたマウスの皮膚に電子ばんそうこうを貼って細胞を回復させ、回復した細胞を脳に移植する事で脳が回復したという実験結果があるそうです。
同じ技術を使って内臓も回復させることも可能、現在は豚とマウスでしか実験が行われていませんが成功率は98%、今年中には臨床実験も始まる可能性があるそうです。
働き手不足問題
逆求人が働き手不足問題を解決!?
一昔前までは就職氷河期と呼ばれていた時代もありましたが、現在は採用氷河期と呼ばれるほど若い人材を確保するのが難しい時代になったそうです。
そんな中始まったのが逆求人、学生側が座って待っている所に採用したい企業が行って話を聞くというものだそうです。
エネルギー自給率問題
人間のし尿からエネルギーが作られる!?
世界第5位のエネルギー消費国である日本のエネルギー自給率は約7%、世界で第34位ととても低いのが現状です。
そんなエネルギー不足を解決する手段として注目されているのが、し尿を使って石油を作る技術です。
し尿とは人間の糞便、藻類に人間のし尿を食べさせて石油を作り出します、この技術が成功すれば、し尿処理とエネルギー不足の2つの問題を一気に解決できるそうです。
エネルギーを採る技術がある日本は莫大な資源国!?
エネルギー自給率は低い日本ですが、石油や石炭を掘り出す技術に関しては世界トップクラスです。
たとえ国内に資源があっても掘る技術が無ければエネルギーを確保する事はできません、そういう面で言えば日本は莫大な資源国と言えるかも知れないという事でした。
介護士不足問題
介護の人材不足を便座が助けてくれる可能性が!?
「デジタルヘルス便座 まめけ」という商品が介護士不足を解決してくれる可能性があるそうです。
「まめけ」とは富山弁で「お元気ですか?」という意味、排尿・排泄時の量と時刻を自動的に読み取って、クラウドにデータとして保存、その変化から体調の異変のチェックが可能だそうです。
感想&まとめ
一番気になったのは「電子ばんそうこう」の技術、脳や内臓、さらには皮膚までも再生できる可能性があるそうです。
10年後には人体にも適用可能になるかも知れないという事ですから、今まで治す事の出来なかった病気も完治できる可能性があるという事ですね♪