6月19日放送のこの差って何ですか?では「ミニトマトとプチトマト」の差を紹介!
町行く人にインタビューを行ったところ、小さいトマトの事を「ミニトマト」と呼ぶ人と「プチトマト」と呼ぶ人はちょうど半分くらいという結果になりました。
この「ミニトマト」と「プチトマト」、一見同じ種類のトマトを指すように思えますが、そこには明確な違いがありました。
目次
プチトマトはミニトマト品種の一つ
「ミニトマト」とは小さなトマトの総称の事で、プチトマトはミニトマトの中の品種の一つを指しています。
小さなトマト自体は昭和初期から日本で栽培されていましたが、あまり市場には出回らず「小形トマト」や、ただ単に「小さなトマト」などと呼ばれていました。
それから月日は経ち、昭和50年代になるとマンションや団地のベランダさ栽培できる小さいトマトの種が発売され、爆発的な大ヒットを巻き起こしました。
プチトマトが先でミニトマトが後
その小さなトマトの種の商品名が「プチトマト」、その名は広く知られるようになり、いつしか小さいトマトの事を総じてプチトマトと呼ぶようになったそうです。
ミニトマトという呼び方はプチトマトが大ヒットした後に、全国の農家でも小さいトマトを栽培するようになり流通が増えたことで小さいトマトの総称として生まれた言葉です。
ちなみにプチトマトは平成19年に販売を終了、現在ではプチトマトという品種は販売されていないそうです。
一粒125円!超最高級ミニトマト「ジュリエッタ」
日本で流通しているミニトマトの種類は50種類以上、様々な色や形をしたミニトマトがあります。
例えば「アメーラ・ルビンズ」という品種は、一般的なミニトマトの糖度が6度なのに対して糖度が10以上というとても甘いトマト。
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さらに紹介された「キャンディドロップ」はその上を行く糖度12~13度というミニトマトです。
極めつけは1粒125円もする「ジュリエッタ」、甘さもしっかりあるけれどトマト本来の美味しさが味わえる超最高級ミニトマトです。
ミニトマトの色で違う栄養成分
ミニトマトの色によって含まれている栄養成分に違いがあります。
・赤…リコピンによる抗酸化作用
・黄色…ルチン(ポリフェノールの一種)による血管強化作用
・オレンジ…βカロテンで免疫力アップ効果
・緑…クロロフィルでデトックス効果
ミニトマトの方が栄養価が高い!
栄養価の面で言うと普通のトマトよりもミニトマトの方が含まれる栄養素が多くなります。
抗酸化作用のあるリコピンは約3倍、美肌効果に期待が出来るビタミンCは約2倍、免疫力アップのβカロテンは約1.7倍、便秘解消に効果がある食物繊維は約1.4倍と、ミニトマトの方が多くの栄養素を含んでいます。
栄養素を多く含む理由は皮の硬さ、普通のトマトは皮が柔らかいので完熟する前に収穫しなければなりませんが、ミニトマトは皮が硬いので完熟してから収穫することが出来ます。
つまり普通のトマトよりもミニトマトの方が熟度が高いので栄養素も豊富というのが理由だそうです。
リコピンを多く摂りたいなら加熱調理
栄養素であるリコピンは細胞壁という壁に包まれています、この壁を壊さない限りリコピンは外に出てきません。
壁を破壊する方法は「加熱する事」、生で食べるよりも加熱して食べた方がリコピンの摂取量は約3倍にもなるそうです。
リコピンを多く摂りたいのであれば、パスタやスープなどの料理にミニトマトを使うのがオススメです。
ヘタがしおれているミニトマトの方が甘い
「ヘタ」は鮮度を表すバロメーター、しおれているよりもピンと立っていた方が鮮度が良い証拠です。
しかし甘さだけの部分で言えば鮮度よりも熟度の方が大切、ヘタがしおれている方が甘いという証拠になります。
夏場であれば風通しの良い場所に2~3日置いておくと熟度が増して甘みが増すそうです。
新鮮さを保ちたいなら水をはった保存容器で
ミニトマトの新鮮さを保つには「ミニトマトから水分を出さないようにする」事が大切です。
ラップなどでくるんで冷蔵庫で保存しても、トマトから水分が出てしまいどんどん鮮度が落ちてしまいます。
水を張った保存容器に入れて冷蔵庫で保存する事で、トマト自体から水分が出てしまうのを防ぐことが出来ます。
感想&まとめ
番組内で「ミニトマト」世代か「プチトマト」世代かで盛り上がっていましたが、私ももちろん「プチトマト」世代です。
プチトマトの種、懐かしいですね。昔は家庭菜園が流行っていて、近所の園芸屋さんの金属のラックに色々な野菜の種が並んでいたのを思い出します。
あのプチトマトの種がもう売られていないと聞くとちょっと寂しい感じになりますね♪
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