9月5日放送の「この差って何ですか?」では外国人が分からない日本の差でチャックとファスナーの差を解説!
服や靴、鞄や財布に付いている金属の留め具、アナタは何と呼びますか?
ある人は「チャック」、また別の人は「ファスナー」、そして「ジッパー」と呼ぶ人もいます。
それではチャック・ファスナー・ジッパー、この呼び方の差って何なのでしょうか?
早速街頭でインタビュー!
街頭でズボンのチャックをどう呼ぶかを聞いてみたところ…
ファスナー…36人、チャック…40人、ジッパー…24人という結果になりました。
ちなみにワンピースの背中の部分になると
ファスナー…71人、チャック…16人、ジッパー…13人とファスナーが断然多くなります。
ファスナーとチャックが若干多いようですね、ちなみに私はズボンならチャック、ワンピースならファスナーと呼びます。
答えは日本語と英語の呼び方の差
世界70ヵ国でファスナーを販売しているトップブランド「YKK」さんの広報にお話を伺いました。
チャック・ファスナー・ジッパーの呼び方はどれも正解だそうです。
その違いはファスナー、ジッパーは英語、そしてチャックは日本語だという事でした。
それぞれ販売された国や時期によって呼び方が変わっていったのです。
最初に生まれたのはファスナー
ファスナーが生まれたのは1891年のアメリカ。
アメリカの発明家「ホイットコム・ジャドソン」によって発明されました。
最初は靴などに使っていましたが、あまりにも便利なので軍服に採用されるようになり世界中に広まったという事です。
ファスナーという言葉は英語で言う「留める・締める」という意味の「fasten(ファステン)」から名付けたと言われています。
30年後に生まれたのはジッパー
1921年にアメリカの別の会社が開閉する時の「ジー」という音からファスナーをジッパーと名付けて販売したのが始まりです。
靴に付けて販売した所大ヒットして、ジッパーという呼び名が広まったそうです。
呼び名を変えただけでヒットするなんてネーミングって大事なんですね。
日本で生まれたチャック
昭和2年、日本で初めてファスナーを製造したのは広島にあった「日本開閉器製造所」です。
ファスナーを日本で販売するのに何か日本語の商品名をつけようと考えていました。
そこで目についたのが「巾着袋(きんちゃくぶくろ)」。
巾着袋の開け閉めとファスナーが開け閉めするのが似ている事から巾着袋から取ったチャックという名前を付けたのです。
こうして日本ではファスナー、ジッパー、チャックという呼び方が混在するようになったそうです。
感想&まとめ
なるほど、ファスナー・ジッパー・チャックのどれで呼んでも良いと言うワケです。
しかし一つの商品に対してこれだけ呼び方が違うというのも面白い話です。
チャックという人が発明したからチャックだと思っていましたwまさか巾着袋だとは…♪
9月5日のこの差って何ですか?で放送された他の内容はコチラ
→この差って何ですかで顔のシワが少ない人と多い人の差を解説!