5月22日放送のこの差って何ですか?では「昔と今の健康常識の差」を解説!
昔から当たり前だと思っていた健康常識が実は間違い?最新の健康常識では昔から良いとされていたことが実は体に悪い可能性がある事がわかってきました。
目次
昔と今の健康常識の差
卵は1日5個食べてもOK
昔の健康常識では卵を1日2個以上食べるとコレステロールが上昇してしまうと考えられていたので、卵は1日1個までとされていました。
今の健康常識ではコレステロール値は食べた物の影響を受けないという事がわかってきました、卵であれば1日5個食べても問題ないという事です。
インフルエンザの予防にうがいは無意味
昔の健康常識ではインフルエンザの予防にはうがいをするのが良いとされていました。
今の健康常識ではインフルエンザの予防にうがいは無意味、インフルエンザウィルスは喉についたら数分で体内に取り込まれてしまうのでうがいでは防げないという事です。
食品の数は関係ない
昔の健康常識では1日30品目食べるのが良いとされてきましたが、無理に30品目食べようとしてカロリーオーバーになってしまう人が続出したそうです。
今の健康常識では15品目くらいが目安、この品目数であれば栄養バランスも良くカロリーも2000kcal以内に収めることが出来るそうです。
早朝の運動はしてはいけない
昔の健康常識では血液の循環が良くなり脳が覚醒すると言われて、早朝の運動は身体に良いとされていました、
今の健康常識では早朝に運動すると心臓に負担がかかり心筋梗塞などの突然死のリスクが高まってしまいます。
心臓をコントロールするのは脳の中枢神経なので脳が覚醒していない状態で激しい運動をすると心臓をコントロールできなくなってしまう可能性があります、起きたらまず朝食をとり食後1時間以上空けてから運動するのが良いそうです。
耳かきは月に1回で良い
昔の健康常識では耳垢が溜まっているとかゆみが出たり不潔なので、耳かきはこまめにした方が良いとされていました。
今の健康常識では耳垢には抗菌・殺菌作用があるので表皮を保護してくれる働きがあり、耳垢は自然に排出される能力があるので耳かきの必要はないという事です。
どうしても耳掃除をしたい方は、月に1回ほど綿棒を水で濡らして耳の入り口から1cm以内の内側をこするくらいで十分だそうです。
擦り傷は湿らせた方が良い
昔の健康常識では擦り傷は昔は乾燥させて、早くかさぶたを作った方が治りが早いといわれていました。
今の健康常識ではかさぶたを作らない方が早くキレイに傷が治るという事です、傷口から出る体液が傷を早くキレイに直してくれるので傷口を乾燥させない絆創膏を使った方が良いそうです。
昔の目の健康常識は正しい?
遠くを見ると目が良くなる…×
遠くを見ただけでは目は良くなりません、近くを見ると目の筋肉が緊張して遠くを見ると目の筋肉は緩みます。
遠くを見る事で目の筋肉の疲れがとれて楽にはなりますが、目自体が良くなる事はありません。
暗い所で本を読むと目が悪くなる…×
暗い所では瞳孔が大きく開く事で近くの物が見えづらくなります、目の筋肉が緊張して目に疲れが出るだけで目そのものが悪くなる事はないそうです。
紫外線は目に悪い…〇
紫外線自体は白内障の原因等にもなりますので目に悪い事は間違いありません、しかし最近の研究で近視が進むのを防いでくれる効果がある事もわかってきました。
最近の子どもに近視が増えているのは外で遊ばなくなったことで紫外線を浴びなくなったのが原因とも考えられているそうです。
昔の身近な病気の健康常識は間違い!
風邪を引いたら安静にする…×
風邪を引いたら軽く運動するのが今の健康常識、風邪の原因となるウィルスが体内に入ると体内の免疫細胞がウィルスと戦います。
軽い運動をする事で免疫細胞が強化されるので、軽い風邪であれば20分程度のウォーキングなどをした方が治りが早くなるそうです。ちなみに38度以上の風邪の場合は逆効果となりますので運動は止めましょう。
1度花粉症になったら治らない…×
昔の健康常識では毎年アレルギー物質がたまっていって、許容量を超えると花粉症を発症するという「バケツ理論」が花粉症の原因だと考えられていました。
今の健康常識では花粉症の原因は「天秤理論」、自分の周りにある花粉の量と抵抗力の関係で花粉症を発症するかどうかが決まるそうです。
アレルギーに対する免疫力を上げるために行われている治療法が舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)、少量のアレルギー物質を舌の裏に毎日投与して体をアレルギー物質に慣れさせる治療法です。
現在は「スギ花粉」と「ダニ」アレルギーに関して治療が行われているだけですが、現在花粉のDNAを組み込んだワクチンの研究が進められており10年後には花粉症が無くなる可能性もあるそうです。
過呼吸になったらビニール袋を使う…×
強い緊張やストレスで上手く呼吸が出来なくなるのが過呼吸、体内の二酸化炭素が減少する事でめまいや手足のしびれを引き起こします。
昔の健康常識ではビニール袋や紙袋に息を吐いてそのまま二酸化炭素を吸い込む様にしていましたが、これでは逆に体内の酸素が足りなくなる症状が出たそうです。
過呼吸の時に行った方が良いのは「口すぼめ呼吸」、口をすぼめて鼻から2秒で息を吸って口から8秒かけてゆっくり吐きます。
呼吸の回数を減らす事で過呼吸を解消できる可能性があるそうです。
ウソだらけの健康常識 「不良」長寿のすすめ (WAC BUNKO 268)
感想&まとめ
昔と今ではかなり健康の常識も変わってきているんですね、あれほど一度なったら治らないと言われていた花粉症も治る可能性が出ているというのは驚きです。
昔から身体に良いと思って続けてきた事が実は体に悪かったというケースもありますので、最新の情報にはアンテナを張っていた方が良さそうですね♪
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