2月20日放送の「この差って何ですか?」では「お墓参りや仏壇での作法やしきたりの差」を解説!日本人がお墓参りに行く時期に関するアンケートでは「春のお彼岸」に行くと言う方が一番多いという事です、近づく春のお墓参りに向けてお墓参りの作法やしきたりをチェックしておきましょう!
この後よる7時からは『この差って何ですか?』。
今回は、春のお彼岸知っておきたい作法&しきたりの差! チューリップ水仙バラ…お供えに向いているのは1つだけ! 仏壇に手をあわせて「チーン」…はダメ! おはぎとぼた餅の差 #tbs pic.twitter.com/bSD0m6Fe4b
— TBSテレビ 宣伝部 (@tbs_pr) 2018年2月20日
目次
お墓参りの作法やしきたり
お墓参りで供えてはいけない花とは?
・バラ
バラと言えば連想するのは「トゲ」、ご先祖様や仏様を傷つける事になってしまうので避けた方が良いでしょう。故人がバラを好きだったなど、どうしてもバラを供えたい時にはトゲを取り除けば大丈夫です。
・スイセン
スイセンは毒を持った花です、毒がある植物を仏さまに供えるのは絶対にいけません。
・ツバキ
ツバキは枯れる時に鼻の部分だけがポロッと折れて地面に落ちます、昔のお侍さんがその姿を見て首が落ちるのを想像したことから縁起が悪い花だと言われています。
チューリップやカーネーションはトゲや毒などがないので供えても問題ないそうです。
お墓参りでの拝み方
・立ったまま拝む
こちらはお墓の大きさに関係してきます、自分よりも大きいお墓を拝むときには見下ろしている訳では無いので立って拝んでも問題ありません。逆に自分より小さいお墓を拝むときには見下ろすことが無いようにしゃがんだり座ったりして拝む方が良いでしょう。
・目を開けたまま拝む
お坊さんがお経を読むときはお経が見えないので目を開けたままお経を唱えます。お墓参りをする時に目を開けていても問題はないそうです。
・お願い事をする
お墓参りは亡くなった方が仏様になるための修行を応援する事が目的、決して願い事をするためのものではありません。日頃の感謝や近況報告は良いですが、願い事をするのはやめましょう。
仏壇でのしきたりや作法
仏壇の中に入れて良いものとは?
・故人の写真
仏壇はお寺のミニチュア版ですが実際のお寺の中に写真は飾っていません、自分のお寺の本堂とイメージを合わせる事が大事です。仏壇には写真の代わりとなる位牌がありますので写真を飾らなくても問題はありません、故人の写真を飾るのであれば見下ろす位置ではなく出来るだけ上の方に飾る方が良いでしょう。
・生きている人の写真
こちらもさきほどと同じ理由で良くありません、故人が好きだった犬の写真などを飾るのであれば仏壇から見える所に飾った方が良く見えるので故人も喜ぶと思います。
・宝くじ
お寺にふさわしくないものを仏壇の中に入れてはいけません。
・宗派の違う位牌
日本には色々な宗派がありますが基本的には仏教なので問題はありません、しかし位牌を作らない宗派の方は他の宗派の位牌だけ入っている仏壇になってしまうのでお寺の住職さんに相談した方が良いでしょう。
手を合わせる時にやってはいけない作法とは?
・お線香にライターで火を点ける
本当はろうそくで火を点ける方が良いですが、ろうそくが無いのであればライターで火を点けても問題はありません。
・お線香の火を口で拭いて消す
これは絶対にやってはいけない行為です、悪口・嘘・二枚舌・褒めすぎは仏教で口が出す4つの悪と呼ばれています。口は災いの元とも言いますが、これから仏様に供える線香を口で汚してしまう行為になります。
・おりんを鳴らして拝む
おりんはお経を唱える時に使う楽器でご先祖を呼ぶための呼び鈴ではありません、おりんを鳴らすのはお経の合図ですので鳴らしたら必ずお経やお題目を唱えて故人を敬いましょう。
感想&まとめ
今回はお墓参りや仏壇での作法を学びました。故人を敬う意味では見下ろしてはいけない、仏壇はお寺のミニチュア、おりんはお経を唱える時に使う楽器など、それぞれの意味を知れば当たり前に思える作法ばかりでした。お墓参りや仏壇での作法は故人を敬うために行う大切な行為ですので、失礼が無いように覚えておきたいと思います♪