5月8日放送の林修の今でしょ!講座では卵の健康長寿パワーについて詳しく解説!
今問題となっている「認知症」や筋肉の低下などによる「つまづき」、健康長寿に関わる大きな問題を解決してくれる最強食材は卵でした。脳や筋肉に効く卵の2大栄養素とは何なのでしょうか?
脳に効く栄養素「コリン」
一般的にアルツハイマー病は脳の中の神経伝達物質である「アセチルコリン」が減る事が原因とされています、そんなアセチルコリンの材料となるのが卵に含まれる栄養素「コリン」なのです。
フィンランドで行われた実験では1日1個ずつ卵を食べたグループは、食べなかったグループと比較して約22%も認知症の発症リスクが少なかったそうです。
アメリカで定められているコリンの1日当たりの摂取目安量は男性で550mg、女性で425mgとされています。卵1個に含まれているコリンの量は約187mgなので、1日に3個卵を食べれば認知症の発症リスクを抑える事が出来るという事です。
脳のために良い卵の食べ方は?
それは緑黄色野菜と一緒に食べる事、認知症患者を調査してみると緑黄色野菜に含まれる「カロテノイド」という栄養素が不足している事がわかりました。
カロテノイドは卵と一緒に食べる事によって体への吸収率が飛躍的にアップします、体内のカロテノイドを維持する事が認知症予防になるそうです。
ちなみに海藻の「あおさ」にもカロテノイドは含まれています、番組ではあおさを入れた卵焼きや卵をたっぷり入れた野菜炒めなどを紹介していました。
筋肉に効く栄養素「卵白たんぱく質」
筋肉に良いとされている卵の栄養素が「卵白たんぱく質」、最新の研究では他の食材に含まれているたんぱく質と違って卵のたんぱく質には痩せる効果も期待できるという事がわかってきました。
さらに通常は運動をしないと筋肉はつかないと思われてきましたが、実はたんぱく質を摂っただけで筋肉をつける事ができます。
1回の食事で筋肉がつきやすくなるたんぱく質量の目安は20g以上、卵1個には約7.5gの卵白たんぱく質が含まれていますので卵2個と他のたんぱく質が含まれる食材を組み合わせれば簡単にクリアすることが出来ます。
筋肉に良い卵の食べ方は?
全卵で食べるのが正解です、白身だけで食べるよりも筋肉をつくろうとする反応が3割もアップします。
そしてさらに効率を上げるのであれば糖質と卵を一緒に摂る事がオススメです、こちらも筋肉を作る働きが2倍にアップします。
運動を加える事でさらに筋肉をつけることが出来ますが卵を食べるなら運動後、運動前に食べてしまうと意識が運動にいってしまい消化不良などを引き起こす事もあるそうです。
卵はいくら食べても良い?
2015年に厚生労働省がそれまで1日1個とされてきた卵の摂取基準を制限なしに変更しました、これは食物から摂るコレステロールが血中コレステロールに及ぼす影響が少ない事が最新の研究で判明したのが原因です。
いくら食べても良いとはいっても物には限度と言うものがありますから食べ過ぎは禁物です、番組で解説をしていた御茶ノ水健康長寿クリニック院長の白澤卓二先生によると1日3個が適量だそうです。
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感想&まとめ
卵には他にも髪や肌に良い栄養素「ビオチン」も含まれています、効果的に摂るためには卵かけご飯の卵は出来るだけ崩さずにアツアツでたっぷりのご飯と食べた方が良いそうです。
私も卵かけご飯やゆで卵は大好きなので良く食べますがコレステロールを気にして量はあまり食べていませんでした、コレステロールが問題ないのであれば毎日思う存分卵を食べたいと思います♪