4月12日放送のプレバト!!俳句の才能査定ランキングでは「名人・特待生だけの春の第二回俳桜戦!」を開催!名人4人と特待生4人による熱き戦いが繰り広げられました!
おはようございます😊
今夜はまたまたお楽しみいっぱい✨🙌
プレバトは春の俳句タイトル戦!
2時間SP‼️
キスブサは0時25分~店員の死角で不意打ちキスだって~(*´³`*)
楽しみに今日も頑張ろう💪
今日もよろしくお願いします😉#プレバト#キスブサ pic.twitter.com/HEJBfhEmxk— たかぴー(→) (@JD8p55VuI7E68MS) 2018年4月11日
目次
俳桜戦のテーマは「桜と富士山」
最下位 特待生5級 松岡充さん
啓蟄(けいちつ)や
花びらも食べ
空も食べ
啓蟄とは春の季語で動物や虫たちが暖かさに誘われて土の中から出てくる頃を表しています、挑戦者や若い人たちの若き才能の事を詠んだ句です。
<夏井先生の総評>
問題は「啓蟄」という時候の季語、若い人たちを比喩するには難しい季語です。若い人が未来へ飛び立っていく様子をもっと具体的に表した方が良いでしょう。
【添削後】
花びらを食べ
空を食べ
未来へと
第8位 特待生4級 千原ジュニアさん
噺家(はなしか)が
魅する桜と
富士の山
落語家さんの話術のすごさを表した一句です。
<夏井先生の総評>
噺家だけではあまり伝わらないので具体的にする事が大切、落語家さんの名前を入れた方がイメージが湧きやすくなります。「魅する」は説明する言葉、「語る」という言葉を使えばもっと落語家さんの映像が浮かび上がります。
【添削後】
米朝の
語る桜と
富士と空
第7位 特待生2級 中田喜子さん
逆さ富士に目
桜鱒(さくらます)
天めがけ
逆さ富士を見ていたら目が見えて桜鱒が跳ねた様子を詠んだ句です。
<夏井先生の総評>
この発想はとてもよい発想です、残念なのは「に目」という誇張表現。逆さ富士を見るにはある程度の距離が必要なので目が見えるとはよくわからない状況です、「天めがけ」という擬人化の表現も少し残念です。
【添削後】
逆さ富士
ゆらぐや
桜鱒(さくらます)跳ねる
第6位 名人8段 FUJIWARA藤本敏史さん
肉食の
フェンスの施錠
山ざくら
サファリパークで肉食動物のエリアに入る時のフェンスに入る時に緊張した気分を山桜がホッとさせてくれる様子を詠んだ句です。
<夏井先生の総評>
良い所がたくさんある句ですが、致命的なミスが一つだけあります。それは「獣」という字が入っていない事、「肉食」だけでは「獣」に繋がりません。
【添削後】
肉食獣の
フェンスの施錠
山ざくら
第5位 名人2段 キスマイ横尾渉さん
もの思うこと
忘れおり
花衣
花見に着ていく晴れ着の事ばかりに気を取られてやらなければならない事を忘れる様子を詠んだ句です。
<夏井先生の総評>
かかれた字面通りに読むとものを思う事を忘れていると読んでしまいます。やらなければならない事を忘れる様子を描くなら別の言葉の方が伝わりやすくなります。
【添削後】
やるべきを
忘れ
花衣のうつつ
第4位 特待生2級 三遊亭円楽さん
銭湯で
花見の日取り
決まりけり
街の銭湯でこの季節になると花見の日程などを決めながらワイワイしている様子を詠んだ句です。
<夏井先生の総評>
俗な場面をすくい取って俳句にするのは見事です。惜しいのは「銭湯で」の「で」、少し散文的な感じがしてしまいます。
【添削後】
銭湯で
決まる花見の
日取りかな
第3位 特待生1級 キスマイ千賀健永さん
乙女座の
スピカ流るる
花吹雪
夜空をイメージして乙女座の中にある一等星のスピカを桜に見立てて詠んだ句です。
<夏井先生の総評>
美しい言葉を取り合わせた美しい句です。少し悩ましいのは「流るる」の位置、映像を2カットにすれば強弱や遠近感をもっと出すことが出来ます。
【添削後】
乙女座の
スピカよ
花吹雪流るよ
第2位 名人9段 梅沢富美男さん
空のあお
富士の蒼へと
飛花落下(ひからっか)
真っ青な空と富士の蒼に桜の花びらが舞っている様子をそのまま読んだ句です。
<夏井先生の総評>
良いところが山ほどある句です、まさに正統派の作品です。ひらがなの「あお」と富士の「蒼」の書き分けは見事です、遠近感と色彩の違いがわかります。映像だけではなく動きも表現している王道の句です。
添削ナシです!
第1位 名人6段 東国原英夫さん
花奮ふ
富士山
火山性微動
桜が富士山が噴火するかもしれないと教えてくれている様子を詠んだ句です。
<夏井先生の総評>
意外性がある描き方が秀逸です、「花」、「富士山」、「火山」とただ詠んだだけでは意外性はありません。「花奮ふ」や「火山性微動」が映像に動きを与え、桜の美しさと恐ろしさを同時に表現しています。
こちらももちろん添削ナシです!
感想&まとめ
無冠の帝王梅沢九段は今回も惜しくも2位、初タイトルを掴む事は出来ませんでした。今回のお題である「桜と富士山」というベタな題材でいかに発想を飛ばせたかが勝負の分かれ目になりました、タイトル戦になると東国原さんの強さは圧倒的ですね♪