11月30日放送の「得する人損する人」では日本テレビのニュース番組「news every.」の名物マスコット「そらジロー」に付いてしまった赤ワイン・カレー・醤油のシミを、2時間で完全に落とすシミ抜きのプロの技を紹介!今回挑戦に挑むのは日本トップの腕を持つ職人が集まった「得損ウィザード」からシミ抜きウィザードの「横倉靖幸」さんです!
シミ抜き界の日本一「横倉靖幸(よこくらやすゆき)」
同業者から依頼が来るというほどのシミ抜きの達人が茨城県城里町にクリーニング店を構える「横倉靖幸」さんです。その技術はまさに職人、番組スタッフからの「今まで取れなかったシミは?」と言う質問に「シミは全てメカニズムで解明できる、生地さえあればシミは取れる」と豪語するほどの腕前です。本番開始まで約2時間、そらジローのシミを取って本番に間に合わせる事は出来るのでしょうか?
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シミのメカニズム
シミは三層からなる汚れから出来ています、一番外側にあるのが「油膜」で汚れを油でコーティングしています。次の層は「たんぱく質」、油を落とす物質を使ってもたんぱく質を落とす事は難しいので別の洗剤や薬品が必要です。そして最後の層は「色素」、この色素が繊維の奥までこびりついてる事で見た目にも汚いシミが出来てしまっています。この三層からなる汚れを順番に落としていく事によって完璧なシミ抜きをすることが出来ます。
横倉さんにしかできない職人技
シミ抜き界日本一と言われる横倉さんをもってしても今回のそらジローのシミは過去最悪。まずはアルコール溶剤で一番外にある油膜を剥がして、次にプロ用の薬品を使ってたんぱく質を除去していきます。最後にプロ用の漂白剤を使って色素を破壊していくのですが、漂白剤を塗っただけでは色素を破壊できません。
必要なのは「熱」、そこで取り出したのが高温のスチームを噴出する専用の機械。ただ高温に熱しただけでは生地を傷めたり穴を開けてしまう事になるので、一か所に熱が集まらないように絶妙な加減で漂白剤を熱していきます。この卓越した技術こそ横倉さんが日本一と呼ばれる理由でもあります、そして挑戦開始から2時間後見事にそらジローに付いてしまったシミは全て消えてしまいました。
家庭でシミ抜きが出来る魔法水
そんな日本一のシミ抜き職人の横倉さんが開発したのが家庭でも簡単に作れる「魔法水」、これさえあれば20種類以上のシミを家庭で簡単に落とすことが出来ます。魔法水の作り方は簡単!用意する材料はたったの3種類。
・衣料用液体漂白剤 小さじ3
・重曹 小さじ1
・中性洗剤 3滴
材料を混ぜ合わせて5回ほど混ぜれば出来上がりです、混ぜすぎると効果が薄くなってしまうので5回だけ混ぜるという事を覚えておきましょう。使い方はシミがある部分の下にタオルなどを敷いて魔法水をトントン叩いていきシミが落ちたと思った所で水ですすぐだけです。
番組内ではサンシャイン池崎さんがケチャップのシミに挑戦していましたが、たったの5分ほどで広がっていたシミが跡形もなく消えていました。
#魔法水
季節もの衣料を出したらシミが付いたまましまっていたようなのでやってみます\( ˆoˆ )/ pic.twitter.com/RJT27og37r— ヾ(๑╹◡╹)ノ”_椿 (@Tsubaki_Nyan_v) 2017年4月30日
感想&まとめ
普通にシミを作ってしまったらすぐに水で洗わないと落ちなくなってしまうと思い、慌てて洗面所に駆け込みますがこの魔法水を知っていれば後でもシミは落とせるので心に余裕が持てますね。さらにはシャツのエリ汚れなども落とすことが出来るので普通の洗濯にひと手間加えるだけでキレイな服で過ごすことが出来ます、ちなみに魔法水は作り置きが出来ないそうなので必要な分だけ作ってすぐに使いましょう♪