11月29日放送の「ガッテン!」では「ジャム大進化SP ヘルシー&使い切り術」を紹介!家庭にあるジャムに関して最新の情報やどうしても余りがちになってしまうジャムの使い道について詳しく解説してくれました。
最近話題となっているのが「ジャム」ならぬ「シャム」、実はこの呼び方は「ガッテン!」が独自につけた名称ですが正式名称は「フルーツスプレッド」と言います。糖度が低いジャムの事を指すのですがこの「シャム」は料理にも使えて糖尿病の方にも優しい驚きのジャムでした。
ジャムの定義
まずはジャムの定義から見てみましょう
・果物や野菜などを糖を加えて煮たもの
・糖度40度以上
※JAS規格より
何故こんなに砂糖を入れるのか?というとジャムは発祥の地イギリスで秋に取れた果物を冬まで取っておく保存食として生まれた経緯があります。砂糖には水分を吸収して細菌やカビが繁殖しにくくなる性質があります、また糖を加える事によってペクチンという食物繊維が発生します。
このペクチンが格子状に繋がり果物本来の美味しさを閉じこめる働きをする事によって、砂糖を加えて煮れば長い間果物の美味しさを味わえることが出来る事が広まり現在のようにジャムが普及する事になったそうです。
「フルーツスプレッド(シャム)」の定義
それでは最近話題となっている「フルーツスプレッド(シャム)」の定義を見ていきましょう。
・果物や野菜などを糖を加えて煮たもの
・糖度は40度未満
先ほどの「ジャム」と比べて違う点は糖度が40度未満だということ、大体15度~20度の間で作れらる事が多いそうですが砂糖の量を減らして果物本来の甘みが引き出せると評判のようです。ちなみにこの「フルーツスプレッド(シャム)」は生産農家の方に聞いたものなので本当の事はよくわかりませんが、つまり甘くないジャムを「フルーツスプレッド(シャム)」と呼んでいるそうです。
シャムの作り方
イチゴ1キロに対して砂糖は150gを使います、冷凍したイチゴをフライパンで熱してトロミが出てきたら火を止めて20グラムから30グラムの砂糖を加えれば完成です。要は糖度が低いジャムを作るだけなので砂糖を控えればそれだけでシャムが出来上がります。
シャムはパンに塗って食べるだけでなく甘みを抑えてあるので、ハンバーグや生姜焼きなどにも応用が可能です。さらに糖自体を抑えてあるので糖尿棒などの糖質制限が絶対のような方にもオススメの食材です、フランスで提供されるジビエ料理にもシャムを使ったソースが使われていると言いますからその人気は本物のようです。
シャムを早く作るポイント
それは最初に果物を「冷凍する」または「すりおろす」事。どちらも果物の細胞壁を丁度良く壊すことが出来るので加熱するとあっという間に火が通り、果物の甘みを引き出すことが出来ます。このシャムを利用すればヘルシーで美味しい甘みのある料理やトーストを味わう事が出来ます。
感想&まとめ
ジャムと言えばパンにマーガリンと塗って食べるイメージしかありませんでしたが、最近のジャムはすごい事になっていますね。確かにフランス料理などでは甘いソースを肉料理に合わせて食べるのも一般的ですから、最近のヘルシーブームの影響で甘くないジャムがウケているのも頷ける感じです。スタジオの宮本亜門さんと同様に糖尿病が気になる私ですが、糖分が低いシャムであれば一回味わってみたいですね♪