10月4日放送の「ガッテン!」では「血圧急上昇の真犯人!血圧サージにご用心」を特集!
血圧は常に変化していてまるで波(サージ)のように上下しています。そして様々な血圧上昇の要因が重なる事によって急激に血圧が上昇してしまう状態を「血圧サージ」と呼びます。ある程度の血圧の変化であればすぐに収まる事が多いのですが、急激な血圧上昇が続くと脳卒中や循環器疾患のリスクが高くなってしまうのです。
ある調査によると血圧サージがある人とない人では約2.5倍も脳卒中のリスクが高まる事がわかっています。特に朝起きて2時間の血圧が寝ているときよりも55mmHg高くなると危険な血圧サージが起きているという事になりますので注意が必要です。この危険な血圧サージは何が原因で起こるのでしょうか。
目次
血圧上げる様々な要因
番組内では10人のモニターの方に24時間血圧を測る事の出来る機械を10日間つけてもらい実験を行いました。その結果を細かく分析した所、様々な事が血圧が上昇する原因となっていることがわかりました。
・コーヒーを飲む…8mmHg
・寒さ、通勤…9mmHg
・トイレ…12mmHg
・月曜日、階段…19mmHg
・緊張、深酒…20mmHg
・たばこ…21mmHg
行動だけでは無く精神的なストレスでも血圧は上昇してしまいます。例えば寒い月曜日の通勤時に階段を上がるだけで血圧が56mmHgも上がってしまう事になります、他の要因が加わる事でさらに血圧は上昇していきます。
特に朝は危険!
朝起きるだけで血圧は20mmHg上昇します、この事を「モーニングサージ」と呼びます。危険なのはこのモーニングサージに他の要因が加わる事。番組で紹介されていた首藤さんと言う方は普段から血圧に気を付けていましたが、深酒をした次の日の寒い朝にゴミ出しを行った所、血圧が75mmHgも急上昇して戻らない状態になってしまい脳梗塞を起こしてしまいました。朝は特に注意が必要という事です。
血圧サージを防ぐには
サージのピークを下げる事が大切です。それぞれの要因のピークを下げる事も大切ですが、様々な要因が重ならないようにする事でサージのピークを抑えることが出来ます。特に朝起きてから2時間はモーニングサージで血圧が上がりやすい状態にありますのでできるだけ血圧が上がる要因となる事は控えた方が良さそうです。
年齢と血圧の関係
加齢によって血圧の波はどんどん大きくなります、30歳くらいから血圧を測って普段から気を付けた方が良いそうです。特に肥満や糖尿病などの方は普通の人よりも血圧が高くなりやすいので特に注意しましょう。
血圧が戻らない原因は?
一度高くなってしまった血圧が戻らない原因は血管が硬くなってしまっている事です、血管をやわらかくするには適度な運動が大切。運動をする事で血流が速くなり血管の細胞壁を刺激し、血管内に血管をやわらかくする一酸化窒素という物質が放出されます。血管をやわらかく保つことで血圧が下がりやすい状態にしておくことが重要です。
すぐできる!高血圧予防法
ベルトをゆるめる
特に太っている方ではベルトがベルトがきつすぎて大動脈を圧迫して血圧を上げている事があります。実験によるとベルトをゆるめるだけで3人中2人の方の毛筒を下げることが出来ました。
スリッパをはく
足元は他の部分に比べて寒さを感じやすくなっています。特に寒い朝に冷たい床に裸足で触れると血圧が上昇してしまう要因となってしまいます。実験では裸足だと血圧が上がっていた方がスリッパを履くだけで血圧を下げる事に成功しました。
深呼吸をする
深呼吸をするだけで20~25mmHg血圧を下げることが出来ます。血圧を下げる深呼吸のコツは30秒で6回ほど行う事、少し速めの深呼吸を行う事でリラックスして血圧を下げることが出来ます。
感想&まとめ
たばこや急激な運動で血圧が上がる事はあると思いますが精神的な事でも血圧は上がってしまうんですね。特に朝はゆっくり起きて、普段からストレスを溜めないように気を付ける事が危険な血圧サージを防ぐためには重要です。あとは適度な運動ですか…これが一番ツラいかも知れません♪