5月16日放送の「林修の今でしょ!講座」で栄養たっぷりの夏野菜「赤パプリカ」の解説をしていました。
赤パプリカに多く含まれる「ビタミンC」について最近の研究でわかったすごい働きとは?赤パプリカの栄養素を残さず摂取することが出来るおすすめレシピとは?
番組で解説されていた気になる情報をまとめてみました。
目次
■選ぶなら断然赤パプリカ!
パプリカは収穫時期によって色が変わります。
一般的に有名なのは緑、黄色、赤くらいですが、実はパプリカは色の違いによって10種類に分かれています。
収穫時期が遅くなるにつれて緑→黄色→赤へと変わっていき、赤パプリカはパプリカの中でも一番栄養素が含まれているのです。
■ビタミンCの新しく発見された機能
ビタミンCを特に多く含むパプリカ。その量はパプリカ1個分でトマト約15個、みかん約7個に相当します。
そして最近の研究でこのビタミンCに新しい機能があることが発見されました。
「ビタミンCは遺伝子のコピーミスを防ぐ!」
私たちの身体は日々、新陳代謝を繰り返して常に新しい細胞へ生まれ変わっています。
その生まれ変わりの過程において遺伝子もコピーされるのですが、時にはコピーミスが生じる事があります。これが加齢や病気です。
つまりビタミンCがコピーミスを防ぐことによって健康な状態の遺伝子がコピーされて、アンチエイジングや病気の予防となるということです。
また、このコピーミスは遺伝します。コピーミスのまま子孫に遺伝されて弱い体を子孫にも残すことになるのでそんなことにならないようにビタミンCを多く摂ることが大切です。
■赤パプリカのビタミンCを摂るおすすめのレシピ
「赤パプリカの美人煮びたし」
ポイントは3つ。
・赤パプリカはたてに切る
パプリカやピーマンの細胞はたてに並んでおり、その細胞を傷つけることで苦み成分が出てしまいます。たてに切ることで細胞を傷つけず、甘みを引き出すことができます。
・柔らかくなるまで煮る
水で洗い流すと水溶性であるビタミンCが水へ溶けだして流れて行ってしまいます。柔らかくなるまで煮ることで、水に溶けたビタミンCも余すところなく摂取することができます。
・かつお節をかける
最後にかつお節をかける事でビタミンCが溶けだした煮汁を一緒に摂取することができます。またかつお節の上質なたんぱく質も同時に摂ることが出来ます。
<赤パプリカの美人煮びたしのレシピ>
1.あらかじめたてに切った赤パプリカを鍋に入れ、魚粉・醤油・みりん・水を加えフタをして15分ほど煮込みます。
2.煮あがったら最後にかつお節を上に載せて完成です。
番組内では野菜が苦手なカズ・レーサーさんも美味しそうに食べていました。
■感想&まとめ
ビタミンCを摂るにはレモンサワーしかないなと思っていた私です(笑)。
パプリカなんておしゃれな野菜を食べる習慣が無い私でもトマト15個分と言われるとちょっと心動きますね。
やっぱりトマト15個食べるのはちょっとツラいのでパプリカ1個で済むのであれば簡単です。
これから旬を迎える夏野菜、積極的にどんどん摂っていきたいですね。