11月19日放送の「がっちりマンデー！！」では「お役所ヒーロー」を特集！グッドアイデアで儲かっていない町を救った公務員の方達を紹介してくれました。最期に訪れたのは静岡県熱海市、市民の方にお役所ヒーローの話を聞くと皆が口を揃えて「山田さん」という名を挙げていました。市内では有名人の山田さんはどんなお役所ヒーローなのでしょうか？
市民なら誰でも知っている山田さん
熱海市役所に勤めている山田さんはテレビ番組のロケ先の調整や紹介を行っているお役所ヒーローでした。テレビ番組の収録を行う時は取材先の許可を取らないと撮影が出来ませんが、この面倒な許可取りや交渉を公務員である山田さんが無償でコーディネートしています。
特に山田さんが得意とするテレビ番組のジャンルはバラエティ番組、今では年間100を超えるバラエティ番組が熱海市で収録されています。そんなバラエティ番組製作スタッフにとって非常にありがたい山田さんの一日の仕事に番組が密着します。
山田さんの一日の仕事の様子
ファストフード店でドッキリ
午前9時に「ファストフード店でドッキリを仕掛けたい」という番組の希望を叶えるために熱海市にある「ライス・ボール」という飲食店に交渉に出かけます。交渉はあっさり取材OK、明後日の取材に対しても店主の方は快く承諾してくれました。
山田さんによると大手のチェーン店はバラエティ番組の取材にあまり応じてくれないので地元の小さなお店をセッテイングするとの事、ファミレスでドッキリを仕掛けたいのであれば地元の「サンミマート」、学校で撮影をしたいのであれば廃校になった網代中学校など、希望に合わせたロケ場所を用意している山田さんです。
いかにも酸っぱそうなコンビニ「サンミマート」 pic.twitter.com/Og2BGFi7fo
— T.Oikawa (@GBC_Ginga) 2014年11月16日
ロケ弁を手配
お昼になってそろそろ昼食の時間になりました、山田さんはスタッフのロケ弁当まで手配を行います。電話をかけたのは市内の料理店、弁当を発注して自分で車を運転して取りに行ってくれるほどサービス満点です。こうしてロケ弁を地元のお店に発注する事も熱海市の経済効果になるという事です。
ビーチを手配
「砂浜のビーチで落とし穴を作りたい」という番組の要望に対して向かったのは長浜にあるビーチ。ビーチを管理している方に許可をもらった後は温泉施設を使いたいという要望に応えるために地元の研修施設の大浴場をセッティングしに行きます。
知らない番組スタッフにビーチで落とし穴を作ると言われてもすぐに許可を取る事は難しいと思います。山田さんは5年前から熱海市で取材協力ができる様々な業種のお店とのネットワークを構築した結果、どのような要望にもすぐ応えられるようになりました。
熱海市に与える影響は？
番組の撮影で熱海を訪れるテレビ番組のスタッフが落とす宿泊費や食費が地元のお店に経済効果をもたらすのはもちろんですが、番組を見て熱海市にやってくるや観光客も増える事によって大きな経済効果を得ることが出来ます。2011年には246万人だった熱海市の観光客は2016年で301万人と目に見える形で効果は現れているようです。
温泉♨️です。
熱海に来てまーす☂️
雨が降ってますが、観光客で混んでます😥
熱海と言えば「まぐろや」
まぐろと鯵刺しは絶品です🐟
#熱海の温泉#まぐろや#まぐろ丼#熱海の温泉でゆっくり pic.twitter.com/9SsdBoRWM1— ツトムッチ (@hasegawa560221) 2017年11月18日
感想＆まとめ
いつでも電話がつながるという山田さんにスタジオの加藤さんが電話をかけていいました。公務員では無く自分でやった方が儲かるんじゃないか？という加藤さんの問いに山田さんはお金を儲けるためならばやらないとキッパリ答えていました。市役所の山田さんだから住民の方達も協力してくれるのであり、お金儲けのためにやっていたら誰も協力してくれないのがその理由です。地元の活性化という目的のために一生懸命働いてくれている山田さん、まさに公務員の鑑だと思います♪
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