11月7日放送の「この差って何ですか?」では「常識を覆す…目に良い事と悪い事の差」を紹介!一見目にとって良いと思ってやっている事でも実は目に悪影響を与えている場合があります。そんな目に悪い事をこれまで国内外で15万件の目の手術を行い、今年世界最高の眼科外科医に贈られる「クリチンガー・アワード」を受賞した目の病気の権威「深作秀治」先生が解説してくれます!
深作先生が言うには「目はむきだしの臓器」、他の臓器と比べて骨などで保護されることが無いので外的な影響を非常に受けやすい非常にデリケートな部分です。一般的に目の寿命は70年と言われています、平均寿命が長くなり90歳、100歳まで生きられても目が見えなくなったら人生を楽しく過ごす事は出来ません。目を大事にしてできるだけ長く健康な目を保つことが重要となります。
Q.目が疲れた時にやってはいけないのは?
A:目を上下左右に動かす
B:眉間をマッサージ
正解はA
生きているときは目が自然に動くのでわざわざ動かす必要はありません、そればかりか目を激しく動かす事で「網膜剥離」になる危険性が上がります。目を激しく動かす事で目の中にある「硝子体(しょうしたい)」が揺れて網膜と硝子体をつなぐ神経が切れてしまうケースがあります、この状態が網膜剥離です。
網膜剥離になってしまうと視界がどんどん狭くなり、最期には失明してしまう危険性もあります。ちなみに目をマッサージする時は目に直接触ることなく骨の部分をマッサージするのが大切です、眼球を激しく動かしてしまうとマッサージでも網膜剥離の危険性が増大します。
Q.白内障の原因になってしまうサングラスの色は?
A:濃いサングラス
B:薄いサングラス
正解はA
白内障の原因の一つは紫外線で紫外線が直に目に入る事によって白内障になってしまう可能性が高まります。人間の目は明るい所では瞳孔(黒目の部分)が縮小してあまり目に光が入らないように調節します、そして暗い所では逆に瞳孔が大きくなって出来るだけ光を目に取り入れようとします。
濃いサングラスをかけることによって人間の目は瞳孔が大きくなりできるだけ光を目に取り入れようとしますが、その状態でサングラスの脇から光が入ると大きくなった瞳孔に強い光が入って紫外線が多く瞳孔に当たってしまう事になり白内障のリスクが上がります。
白内障にかかってしまうと目に黄色いフィルターが常にかかったような状態になり、青い色が認識できなくなってしまいます。こうなると特定の色をしたものが全く認識出来なくなるので事故などに会う可能性も上がってくるでしょう。
Q.緑内障のリスクが高くなるのは?
A:運動の後にたっぷり水を飲む
B:毎朝30分のウォーキング
正解はA
白内障は視神経がダメージを受けて徐々に損傷して視力を失っていくという怖い病気です、人の目は片方の目が健康であれば脳の中で見えるものを合成してしまうので片方の目の以上に気付かない事があります。
たとえ緑内障にかかっていても失明の寸前まで気付かない事もある危険な病気です、短時間で大量の水を飲むことによって眼球にも水が届き視神経を圧迫してしまいます。この圧迫が視神経のダメージを与えて緑内障を引き起こす原因となってしまうのです、5分間で1リットルの水を飲むと緑内障のリスクが飛躍的に高まります。
感想&まとめ
網膜剥離・白内障・緑内障など目に関する怖い病気は何気ない行動で引き起こされてしまう危険性があるという事ですね。いくら身体が健康でも目が見えなくなってしまっては自由に行動する事も難しくなりますし、ましてや仕事なんて絶対に出来る状態では無くなってしまいます。
普段から目に気を付けていつまでも健康な目で過ごせるように日頃から気を付けたいと思います!