11月2日放送の「主治医が見つかる診療所」では「腸内細菌をコントロールしてやせ菌を増やす方法」を特集!食べても太らない人にはその理由がありました、それは腸内細菌の一種「バクテロイデーテス」通称「痩せ菌」と呼ばれるものでした。
番組内では大食いクイーンの「もえのあずき」さんの腸内検査を実施、その判定結果はやはり痩せ菌が多いという結果になりました。この痩せ菌を増やせば食べても太らない体を作る事も可能だそうです。
やせる腸内細菌とは💓
「主治医が見つかる診療所」
放送局:テレビ東京
2017年11月2日(木)19:53〜20:54https://t.co/sBtt8ZH2Mt pic.twitter.com/5IQUF75B9s— もえのあずき♡ (@moeazukitty) 2017年10月30日
目次
食べても太らないメカニズムは腸内細菌
いくら食べても全然太らない人の腸内細菌には「痩せ菌」が多く存在している事が細菌の研究でわかってきました。腸内細菌は「ファーミキューテス」通称「デブ菌」と「痩せ菌」、そして「それ以外の菌」の3種類の腸内細菌で構成されています。
アメリカで行われたラットを使った実験では同じ食物を与えたラットでもデブ菌が多いラットで体重が47%増加したのに対して痩せ菌が多いラットは27%しか増加しなかったという研究結果が発表されています。
デブ菌と痩せ菌のバランスが重要
人が太りやすいかそうでないかはデブ菌と痩せ菌のバランスによって決まります、人の腸内細菌には4つの型があり、もえのあずきさんは脂肪を燃焼する作用が強いという結果になりました。
B型 脂肪を燃焼する作用が強い
P型 コレステロール値が高くなりやすい
R型 ビタミンB群の合成能力が低い
混合型 上の3タイプが混合
腸内細菌の検査は誰でも行うことが出来ますので気になる方は検査してみても良いかもしれません。
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どうすれば痩せ菌は増やせる?
痩せ菌を増やす方法は痩せ菌に「エサ」を与える事、人の腸内細菌は生活習慣によって簡単に影響を受けます。デブ菌も痩せ菌も外からエサが入ってくると活発になりその数をどんどん増やしていきます、痩せ菌が必要とするエサを十分に摂れば太らない体を手に入れることが出来ます。なおかつ腸内環境が整う事によって肌のノリも良くなるという事なので特に女性には見逃せない情報ですね。
短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)
痩せ菌が作り出す「短鎖脂肪酸」という物質には2つの働きがあります。腸内の脂肪細胞の取り込み口をふさいで脂肪の吸収をブロックする働きと、すでに溜まっている脂質の代謝を促進してくれる働きです。
他にも腸の中を弱酸性にして免疫力をアップさせたり、腸の炎症を抑えて栄養を与えてくれる事で大腸がんの予防にもつながります。脂肪の吸収を抑えてなおかつ溜まった脂肪まで分解してくれて、大腸がんも防いでくれるというのですからまるで夢のような物質です。
痩せ菌のエサは「水溶性食物繊維」
では短鎖脂肪酸を作り出す痩せ菌を増やすエサとは一体何なのでしょう?その答えは「水溶性食物繊維」。
食物繊維と言っても不溶性と水溶性の2種類があり、痩せ菌のエサとなるのは水溶性食物繊維となります。キャベツなどに含まれる食物繊維は主に不溶性食物繊維で、海藻などに含まれる食物繊維が水溶性食物繊維です。この割合が水溶性2:不溶性3となるのが理想ですが、調査によると現代の食生活では水溶性食物繊維の割合が少なくなっていると言う結果が出ています。
水溶性食物繊維を含むものは?
番組で紹介されていた100g中に2g以上水溶性食物繊維が含まれている食物が次の通りです。
納豆・ゴボウ 2.3g、ニンニク 4.1g、切り干し大根(乾燥させた状態)5.2g、押し麦 6.0g、かんぴょう(乾燥させた状態)6.8g
特にゴボウは不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方を含んでいるのでオススメの食材だそうです。
特に番組でオススメしていたのが「らっきょう」と「なめこ」でした!
らっきょうを使ったレシピ
らっきょうは100g中に18.6gも水溶性食物繊維を含んでいます。しかしらっきょうを食べると言ってもカレーの付け合わせくらいしか思いつきません、そこでらっきょうを使った美味しいレシピを紹介してくれました。
らっきょうカツ
1.豚バラ肉を広げて豆板醬を表面に塗っていきます
2.らっきょうを一粒上に置いて巻いていきます
3.小麦粉・卵・パン粉をつけて油で5分ほど揚げれば完成です
らっきょうのチーズ巻き
1.ハムを半分に切り、その上にとけるチーズを乗せます
2.らっきょうを一粒上に置いて巻いていき、つまようじで止めます
3.180度のオーブンで3分ほど加熱すれば完成です
らっきょう焼き
生で食べるために早く収穫した「エシャレット」をそのまま焼いてタレに浸して食べる料理です、タレは酒・みりん・しょう油・砂糖・酢を混ぜたものを使います。スーパーで売っている「エシャロット」はらっきょうではなく玉ねぎの仲間なので間違えないようにしましょう。
らっきょうドレッシング
1.らっきょうをつけ汁ごとミキサーに入れます
2.オリーブオイルと塩コショウを入れてミキサーに10秒ほどかければ完成です
らっきょうそぼろ丼
1.らっきょうをみじん切りにします
2.小さじ1杯程度の油でひき肉を炒めます
3.みじん切りにしたシイタケ、らっきょうを加えてさらに炒めます
4.味噌と合わせた豆板醬を加えて混ざったらご飯の上にかけてネギを乗せれば完成です
なるほど毎日らっきょうの酢漬けだけだと続けるのは難しいと思いましたが、工夫次第で色々な料理が出来そうですね。お酒のおつまみにも良さそうです。
なめこを使ったレシピ
山で獲れる痩せ菌を増やしてくれる食材がキノコ類、特になめこがオススメの食材です。
なめこ汁
定番の料理ですが作る時に2つのポイントがあります。
1.なめこを洗う時は流水で流す程度に
2.お味噌を溶いた後の味噌汁に入れてサッを火を通す程度に
洗いすぎや加熱しすぎは栄養素や風味、食感をダメにしてしまうので禁物です。
なんばんなめこ
なめこを薄く伸ばした出汁醤油で煮詰めた料理です、かき混ぜながら煮てぬめりを十分に引き出します。最期にお好みで唐辛子を振って食べるのが定番だそうです。
麻婆なめこ
豚ひき肉に豆板醬となめこを加えて麻婆豆腐風に仕上げたなめこ料理です。片栗粉を使わずになめこ本来のトロミを使った絶品料理です。
納豆汁
みそ汁の中にすりつぶした納豆を加えてなめこを具にしたお味噌汁です、なめこと納豆ですから痩せ菌にとってはご馳走な料理ですね。
感想&まとめ
なるほど食べても太らない秘密は腸内細菌の「痩せ菌」が重要で、「痩せ菌」を増やすには「水溶性食物繊維」を摂取することが大事、そして「水溶性食物繊維」を多く含む食材は「らっきょう、なめこ」という事ですね。以前たけしさんの番組で「アカモク(ギバサ)」の食物繊維で太らなくなるという事を聞きましたが原理的には同じことかも知れませんね。海藻やらっきょう、キノコを積極的に摂って痩せやすく太りにくい身体を目指して頑張りたいと思います♪
→たけしの家庭の医学で内臓脂肪を減らす海藻アカモク(ギバサ)を紹介!