10月12日放送の「所さん!大変ですよ」で「あなたの知らない卵の世界」を紹介!
日本人が一年間に消費する卵の量は約330個、ちなみに日本で一番卵を消費しているのは鳥取県だそうです。そんな日本人が愛する卵には色々な豆知識が存在しました、「卵の黄身はエサで色が変わる?」、「卵の賞味期限って?」、「日本の卵は95%が外国産?」などなど、あなたの知らない卵の世界を所さんが紹介します!
目次
卵の黄身の色は食べているエサで変わる
向かったのは銀座にある「資生堂パーラー」。出てきたのはなんと中まで真っ白なオムレツ、お客さんもその見た目に驚きを隠せません。白身だけを使ってオムレツを作っているのかと思いきや店員さんに聞いて見たところ「黄身が白い卵を使っている」との事。そう、卵は食べさせるエサによって君の色が変わる事がわかっています。
縞模様の卵?
先ほどの黄身が白い卵はエサとして米を与え続けたモノ、黒くしたいならエサに黒い色素を混ぜれば黄身は黒くなります。オレンジの黄身を見ると味が濃くて栄養素が高いイメージがありますが、栄養素的に言うと全く違いが無いそうです。ちなみにオレンジの黄身を作りたいならエサにパプリカを混ぜれば黄身がオレンジ色になるそうです。与えるエサを日ごとに変えれば年輪模様をした縞々の卵を作る事も出来ますので、卵の見た目はあまり栄養価には関係なさそうです。
卵の賞味期限とは?
卵の賞味期限は生で食べられる期間を指すものです、およそ産卵から3週間後がその期限とされています。しかしながら卵を加熱調理するのであれば出来るだけ古い卵を選ぶ方が味は美味しいそうです。その理由は二酸化炭素の量、生みたての卵の場合は二酸化炭素を多く含んでいるので加熱すると白身の部分に空洞が出来てボソボソした感じになります。時間が経って古くなった卵の方が二酸化炭素が抜けて弾力感が味わえる美味しい卵になるそうです、番組内で古い卵と新しい卵の食べ比べをしていましたが圧倒的に古い卵で作ったゆで卵の方が美味しいと感じた人が多い結果となりました。生卵で食べるならおちろん新鮮な卵の方が美味しくいただけます。
大事なのは賞味期限よりも産卵日
最近では賞味期限に加えて産卵日を表示して売られている卵もあります。産卵日では無くパック詰めをしてから2週間を賞味期限とする業者も多いので産卵された日を知って加熱調理を行いたいなら産卵日が表示された卵を買う方が良いでしょう。
ゆで卵のキレイな剥き方
1.茹でる前の卵の底をスプーンなどで叩いてヒビを入れます
2.水から火にかけて15分ほど卵を茹でます
3.茹で上がったら冷水にかけて鍋にフタをしたままゆすります
4.卵にヒビが入って水が入り込むことによってさらに剥きやすくなります
ゆで卵をむく事が面倒くさいと言う方は試してみてはいかがでしょうか。
日本で生まれる卵は95%が外国産
アメリカのアイダホ州では世界にニワトリのヒナを輸出しています。輸出する国の卵の好みに合わせて改良したニワトリのヒナがどんどん輸出されています。日本で好まれるのは生卵で食べる時に白身が盛り上がった卵、そんな日本人の要望に合わせて改良した「マリア」というニワトリのヒナを輸出しています。スペインは大きな卵、メキシコでは小ぶりな卵など各国の好みに合わせた卵を産むことが出来るニワトリのヒナを多く輸出しています。
脳科学的にも卵は良い
卵には「アラドキン酸」と言う脳の神経回路を増やして社交性を高める物質が含まれています。卵を多く食べる事によって脳の働きを良くして元気になれる物質が摂れるのであればいう事無しですね。
卵でダイエットや頭が良くなる効果も
最近、中和脂肪酸と言う脂肪を燃焼させる働きがある物質が含まれていたり、脳の働きを良くするDHA(ドコサヘキサエン酸)を含むような付加価値を持った卵が多く販売されているようです。普通の卵であれば一年間辺りで一匹のニワトリが生む利益は200~300円ほど、この低い利益に付加価値を付ける事によって出来るだけ利益を上げようとする業者の苦肉の策のようです。
感想&まとめ
ものすごく身近にある「卵」という存在ですが、知らなかった事がいっぱいで驚きました。賞味期限が近付いている方が加熱調理するには美味しく食べれると言うのは本当に勉強になりました。ちなみに最近の研究では食物から摂るコレステロールは身体のコレステロール値に影響しないという事がわかっています、糖質も無く良質なたんぱく質を摂ることが出来る卵という存在を見直した方が良い時代になってきたかもしれませんね♪