10月8日放送の「がっちりマンデー!!」では「ガテン系でがっちり!」を特集!
岡山県倉敷市にある萩原工業株式会社、ブルーシートの国内シェア90%を誇る会社です。元々は畳やござの生産が盛んだった倉敷にある素材メーカーだったのですが1966年から樹脂製シートの製造を開始、今ではブルーシートの原料となる糸や織る機械まで自社で一貫製造しています。その年商は230億円、大きな建物で多くの社員さんが働いていました。
→萩原工業株式会社 – 次世代フラットヤーン製品とスリッター等関連機械で快適環境の提供
フラットヤーン
ブルーシートの原料となるのはフラットヤーンと呼ばれる平らな糸。このフラットヤーンを伸ばして細い糸にして織っていくわけですが、このフラットヤーンには面白い特徴があります。伸ばす前は手で簡単に切れますが伸ばした後は力を入れても全然切れません、この強靭な糸で織った布に紫外線カット・防水機能を持つフィルムをコーティングしてブルーシートが出来上がります。
ブルーシートはなぜ青い?
元々シートはオレンジ色でトラックの荷台などに使われてきましたが、ある時に「オレンジ色のシートは重金属を積んでいる」という悪いウワサがたつようになってしまいました。そこからシートに使われているオレンジ色の顔料が身体に悪いと言うウワサになり、業界全体で色を変えることになったそうです。青が選ばれた理由としては「耐光性が強い」、「コストが安い」、「見た目が爽やか」などの理由があったそうです。そのような経緯で1974年から青い色がついたブルーシートに変更されたのです。
ブルーシート以外のシートも
例えば屋外で長時間使うものには紫外線で劣化しにくい白いタイプのシート、塗料や接着剤を使う現場では通気性の良いメッシュタイプなど、最近では青以外のシートも販売されています。使う場所や用途に合わせて様々な製品を作ってきたことが萩原工業を支えてきたのだと思います。最近では和柄をプリントした「和みシート」やフラットヤーンを加工したバッグやブラシなども開発しているようです。会長のお話によるとブルーシートのブルーという固定観念にとらわれずに、かつてオレンジがブルーになったように再定義を行っていきたいとの事でした。
感想&まとめ
工事現場でよく見かけるブルーシートですが、最近では安価で輸入されるものも多くなってきたそうです。一見価格競争が激しくなると思いきや、使っているうちに安価な輸入品はすぐに破れたりしてしまうので結局は国内産のシートが好まれているようです。価格だけで無く品質で勝負できる所に国内90%のシェアを維持できる秘密があったのかも知れません。安かろう悪かろうではなく良いモノを提供できる会社が生き残っていくという事ですね♪
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