10月3日放送の「林修の今でしょ!講座」では「最新版!お寺と神社お参り検定」を開催!
その中からお寺参りの作法検定を紹介!高橋真麻さんが東京にある深大寺を実際にお参りして検定に挑戦します。お寺参りをする時には昔から受け継がれたり仏教の教えに基づく作法が色々あります、正しいお参りの仕方を学んで気持ちよくお寺を訪れることが出来ればいつものお寺参りよりも気持ちよくお参りができると思います!
目次
お寺参り検定
第一問 山門での作法
山門をくぐる時の正しい作法は…一礼してからくぐる
そもそもお寺の門は「山門」と呼ばれていますが、この「山門」をくぐる事を「入門」と言います。「入門と言えば、「道場に入門する」などと同じように教えを乞う気持ちで臨まなければいけません。したがってお寺の山門をくぐる時には「お願いします!」という気持ちを持って一礼してから通るのが作法となります。
第二問 参道での作法
参道を歩くときには…どこを歩いても良い
仏教の教えの特徴として「中道(ちゅうどう)」という考え方があります。極端に辛い事や快楽に走らずに丁度良いバランスを保つことを表します。ですから参道の真ん中を歩いても特に問題は無く、むしろお釈迦様は真ん中を歩く事を勧めているそうです。
第三問 飲食に関する作法
参道に出ている屋台やお店に立ち寄るのにベストなタイミングは…参拝後
そもそもお寺にお参りをする目的は欲望を見つめ直す事。その目的を持ってお寺に来ているのに「食欲」という欲望を先に満たしてしまうのは本末転倒と言っても過言では無いでしょう。ですからきちんとお参りをしてから飲食をするのが本来の目的に即した行動になります。
第四問 お線香に関する作法
お寺で煙をかぶる理由は…体を清めるため
正しいお線香のかぶり方は手であおがずお線香を立てて手を合わせれば十分です。手であおいで出来るだけ煙をかぶろうとする必要はありません、ちなみにお線香には仏様へのお供え物としての意味もあるそうです。
第五問 撮影に関する作法
お寺の境内で撮影しても…良い
境内の中であれば撮影しても大丈夫です。ただし本堂の中は基本的に撮影NGの場合が多く、お寺によっては境内でも撮影禁止の場合もありますので撮影する時はお寺の人に確認をした方が良いそうです。ちなみに神社でも境内での撮影はほとんど大丈夫ですが、本殿を正面から撮影するのはNGです。これは尊い存在を正面から直視するのは失礼にあたるという日本古来の考え方に由来しています。
第六問 お賽銭に関する作法
お寺におけるお賽銭の役割は…お金を捨てる修行
仏教用語には「喜捨(きしゃ)」という言葉があります。文字通り喜んで捨てるという意味ですが、物を喜んで捨てる事によってスッキリした気分を感じる修行を指します。断捨離なども同じ効果がありますが、物を捨てる事によって執着心などを捨て去る事が大切という事でしょうか。お賽銭の額はその時の気持ちで十分ですが、いくらにしようかと思う気持ち自体が煩悩にとらわれている証拠ですので金額を見ずに掴んだお金を捨てる方が良いそうです。
第七問 合掌に関する作法
お寺で合掌する時の正しい作法は…手を合わせて礼
お寺では手を合わせて礼をするのがワンセット。この行為自体に仏様と私達の世界を通じ合わせる「和合(わごう)」という意味が込められています。お願い事をする時は自分の幸せだけではなく、他者の幸せも一緒にお願いできるように心がけるのが望ましいとされています。
第八問 仏像に関する作法
仏像をスマホの待ち受けにするとご利益は…ない
直接的にパワーを感じる事は無いと思いますが普段から目につくところに仏様を置いておくことで知らず知らずの間にきちんとした人になる可能性はあります。仏様を普段から見ていれば気持ちの中に仏様を敬う気持ちが意識しなくても生まれるという事だと思います。
第九問 御朱印に関する作法
インターネットオークションで御朱印を買ってもご利益は…ない
御朱印をもらう本来の理由はお経を書き写したもの(写経)をお寺に収めた証拠としてお寺からもらうものです。御朱印にご利益があるのではなく写経という自分が行った行為に対してご利益があるわけですから御朱印だけを手に入れてもご利益は全くないという事です。
感想&まとめ
一番心に響いたのはお賽銭の作法でした。財布の中を見て小銭を探してお賽銭箱に入れる行為自体があまり良い事ではないようですね。今度お賽銭を入れる時には財布の中を見ずに掴んだお金をそのまま入れてみたいと思います♪
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