5月6日放送の「青空レストラン」で紹介されたのは山梨県富士吉田市で生産されている「ワインラム」。
ラムと言えば臭みが強くて苦手という方も多いと思いますが、このワインラムは肉の臭みが少なく食べやすいとの事。
羊肉は99%が輸入で国産の羊肉は1%ほどしか国内に流通していません。
そんな貴重な国産ラム肉のお味はどうなんでしょうか。
目次
■ワインラムとは?
山梨県の富士吉田市で牧場を営む藤田太一さん、脱サラして8年前に3頭から始めた牧場も今や100頭ほどの規模に。
「ワインラム」の名前の由来はエサにワインの搾りカスを入れている事、食物繊維とポリフェノールが質の良い赤身肉を作るそうです。
一般的に羊肉は
・ラム…生後1年未満の羊肉
・ホゲット…生後1年以上、2年未満の羊肉
・マトン…生後2年以上の羊肉
に分けられ、若ければ若いほど肉質も柔らかくなります。
さらにワインの搾りカスで育てられて赤身が美味しくなった「ワインラム」、美味しくないハズがないですね。
■番組で紹介されたワインラム料理
●ワインラムのたたき
1.肩ロースに軽く塩コショウしてフライパンで肉の表面に軽く焼き目をつけた後、フライパンから取り出してスライス
2.ワインの搾りかすと塩を混ぜたワイン塩をそえて完成
宮川大輔さんによると牛タンのような噛みごたえで臭みが無いとの事。臭みがあったら生で羊肉なんて絶対食べれないですからね、貴重です。
●ワインラムの赤ワイン煮込み
ここから腕を振るうのは富士吉田市にあるレストラン「アラジン」の志村 信さん。
1.ロース肉、ニンジン、玉ねぎ、セロリ、ニンニクを赤ワイン、バルサミコ酢に漬けて一晩冷蔵庫で寝かします
2.肉、野菜と汁に分け、汁にトマトを加えて煮ます
3.ラム肉に塩コショウをしてフライパンで肉の表面に焼き目をつけます、野菜とシイタケを加えて一緒に炒めます
4.汁にタイム、ローリエ、さきほど炒めた肉と野菜を加えて2時間ほど煮込みます
5.火を止めた後、バターを加えてよく混ぜれば完成
少し手間がかかりそうですが、「ワインラム」と赤ワイン煮込みですから相性が良すぎます。
●ワインラムの肉巻き
1.バラ肉に大場とミョウガをきつく巻いていき、爪楊枝で止めます
2.軽く塩コショウをして中火のフライパンで焼きます
3.梅肉、ポン酢を合わせたソースを作ってまわしかけたら完成
油がさっぱりしていて梅肉、ポン酢のソースが絶妙との事。梅肉良いですね、体に良さそうです。
●ワインラムのハム
1.モモ肉に香辛料をよくもみ込み一昼夜置きます
2.ボイルしてから桜のチップで燻して完成
そのままスライスして食べた感想はハムとローストビーフの中間との事で、やはり赤身が美味しいから牛のような味わいが出るんですかね。
その他にも番組では厚切りにしてグリルしていましたが、羊のハムは食べたことが無いですね、お取り寄せしてみようかと思います。
→ふじさん牧場ワインラムのソーセージとハムのセット販売ページ
■本日の乾杯メニュー
●ワインハムのチーズカツレツ
使うのはラックという部分、切り分けるとチョップになります、いわゆるラムチョップですね。
1.軽く包丁でたたいて塩コショウをします
2.小麦粉をまぶして、卵黄、マスタードを混ぜた卵液に浸します
3.パン粉、粉チーズ、タイム、ローズマリーをつけて160度の油で揚げていきます
4.キウイ、リンゴ酢、塩コショウ、オリーブオイルを混ぜてソースが出来たら完成
キウイソースがさっぱりしていてお肉に合っていて最高との事、フランス料理シェフだからソースにこだわりがあるんでしょうね、美味しそうです。
■まとめ&感想
羊肉と言えばL-カルニチンが豊富という事で数年前に流行った時にいっぱい食べた思い出があります。1.2回なら良いんですけどね、数食べるとどうしても臭みが気になるんですよね。
その臭みがほとんど無いという今回の「ワインラム」。ダイエットにも良さそうですが入手するには値段的にも流通的にもちょっと難しいですかね。
都内で国産の羊肉を食べられるお店があるみたいなので近くに行ったらちょっと寄ってみたいですね
今回のレシピは非常にシンプルなものが多かった気がします。美味しい素材はあれこれ手をかけるよりもシンプルに食べた方が良いという事でしょうか。
国産の羊肉、食べてみたいと思います。