9月3日放送の「がっちりマンデー!!」ではイケアを大特集!こだわりの商品開発や戦略に迫ります。
日本国内で8店舗を展開、今年4月からオンラインストアも開始したイケア・ジャパンの現在の年間売上は767億円。
北欧スウェーデン生まれのイケアの家具や雑貨が日本でも売れている理由とは?
目次
イケアの人気の秘密
それは「おしゃれ」で「安い」という所。
ダイニングチェアが2500円、フライパンが299円など、安くておしゃれな家具や雑貨が品揃えされています。
この安くておしゃれな商品は全てスウェーデンにあるイケア本社で作られているとの事です。
エルムフルトにあるイケアの本社「IoS(IKEA of Sweden)」とは?
向かったのはスウェーデンのエルムフルト。
ひときわ大きい建物がイケア本社です、イケアジャパンの広報、岩崎さんがイケアの商品について説明してくれました。
9500品目あるイケアの商品は全てエルムフルトにある本社で商品開発とデザインを行っています。
まさに世界28ヵ国で展開されているイケアのデザインの中枢部がこの本社なのです。
エルムフルト=イケアタウン
IoSの他にもエルムフルトにはイケアに関する様々な施設があります。
イケアのお店、1号店の施設をそのまま利用したイケアの美術館、イケアの家具のみを使ったイケアホテルなど。
まさにエルムフルトは丸ごとイケアタウンと言って良いほどの街なのです。
イケア創業者「イングヴァル・カンプラード」
ではなぜエルムフルトの街にイケアがあるかというと創業者「イングヴァル・カンプラード」が生まれた場所だからです。
6歳でマッチ箱を売る商売を始めて17歳でイケアを創業したという人物。
IKEAの意味はIngvar Kampred Elmtaryd Agunnaryd。
つまりアグナリッド村のエルムタリッド農場で育った「イングヴァル・カンプラード」さんという意味だそうです。
商品開発は価格設定からはじまる
いよいよ商品開発の現場に迫ります。お話を伺ったのは商品開発部門リーダーのジェームズさん。
イケアのデザインを手掛ける上で重要視しているのは5つの要素。
デザイン・機能性・品質・持続可能性・価格の5つです。
その中でも最も重要なのは最初に価格設定を行う事、価格を決めてからおしゃれや機能を考えるのがイケア流です。
試作品製作の現場「プロトタイプショップ」
今までテレビカメラが入ったことが無い試作品製作の現場「プロトタイプショップ」。
デザイナーが作成した図面を元に一度カタチにする作業場です。
15人のデザイナーを中心に次々と出されるアイデアを30人の職人たちがカタチにしていきます。
最新の木材加工用機械や3Dプリンターも用意されています。
しかし細かいデザインに柔軟に対応するためには職人の手作業が不可欠なのです。
なぜイケアの家具や雑貨がおしゃれなのか?
スウェーデンの気候は冬が長くどんよりした気候が多く、外に出る事があまり多くありません。
それでえあれば部屋の中をより快適にしようと家具やインテリアにこだわる風潮が生まれました。
そんなスウェーデンの風潮がおしゃれな家具や雑貨を生み出すイケアのデザインの元になったのです。
イケアの店舗は世界中どこに行ってもお店の構造・商品の種類やカラーがほぼ一緒です。
これは世界中で通用するほどおしゃれなデザインである証拠とも言えます。
デザインだけじゃない、耐久性にもこだわりが
向かったのは家具の耐久テストを行っている「イケア テストラボ」。
品質チェックを行っているこの施設では家具や雑貨の耐久テストが毎日行われています。
そのため商品が企画されて店頭に並ぶまでには2年という期間がかかっています。
商品開発のために各国で自宅訪問
またイケアでは商品開発に活かすために世界各国で一般家庭を訪問して困っている事やストレスになっている事を集めています。
例えば日本では収納が少ない事、中国では柄付きの中華食器ではなくシンプルな食器が欲しいなど。
その意見をスウェーデンにある本社に集めて商品開発に活かしているのです。
その甲斐あってか世界28ヵ国で展開しているイケア全体の年間売上は約4兆円!世界一の家具メーカーに成長しました。
感想&まとめ
イケアが最初に日本上陸した際には私も見に行ったのを覚えています。
おしゃれな家具が安い値段で売られているのを見て欲しいなと思いながらも当時は持ち帰るのが難しかったので諦めた思い出があります。
今はオンラインストアで通販も出来るようなので気軽に買う事が出来るので検討してみたいと思います。
ちなみにイケアの店舗で食べ物を販売しているのは創業者の「お腹を満たしてからお買い物をして欲しい」という考えから来ているそうです。
創業者の考えのもとに同じ目標を持ってやってきた事が今のイケアを作ったんですね、勉強になります♪