9月1日の「その原因、Xにあり」では「クイズ残念な応急処置法」を紹介!
大ヤケド・過呼吸・風邪、身近で起こりうる症状に残念な対処法を行うと命に関わる危険性も…。
いざという時に備えて正しい対処法を学んでおきましょう!
目次
「大ヤケド」の対処法
家でパスタを茹でていた時にお湯を捨てようとして腕全体を大ヤケド。
その対処法は…
服を脱がない…〇
ヤケドをした部分の服を脱ごうとした時に一緒に皮膚がはがれる危険性があるので正解です。
水ぶくれを潰さない…〇
水ぶくれの中にある液体はヤケドを治すための治療水、幹部を保護して回復を早めてくれるので正解です。
氷水で冷やす…×
氷水で冷やすのが残念な対処法です。
氷水を使って患部を冷やすと凍傷になり、組織が破壊されて直りが遅くなる場合があります。
流水を10分ほどかけ続ければヤケドが悪化するのを十分防ぐことが出来るのです。
また、広範囲のヤケドは体温調節が出来なくなる可能性もありますのでキレイなシーツにくるまり保温しながら救急車を待ちましょう。
命に関わる大ヤケドの面積は?
大人であれば身体全体の15%以上、子どもや高齢者であれば10%以上ヤケドをすると危険です。
手のひらが約1%と考えれば危険なヤケドの面積が想像できます。
片足で約18%の面積がありますので片足全てをヤケドすると命に関わる危険なヤケドという事になります。
「過呼吸」の対処法
友人が突然過呼吸を起こしました。
その対処法は…
口をすぼめてゆっくり呼吸…〇
キスをする時の唇の形でゆっくり呼吸すれば二酸化炭素の量が安定する事があるので正解です。
会話をする…〇
話す事は自然に息を吐ける状態になるので正解です。
袋を口に当てる…×
以前は過呼吸の対処法として知られていた袋を口に当てる対処法ですが、現在では推奨されていません。
そもそも過呼吸とは体内の二酸化炭素が少ない状態なので、吐いた二酸化炭素を再び吸う事で症状を改善できると考えられていました。
しかし二酸化炭素を吸いすぎると酸素が不足して、呼吸器系や心臓に疾患がある人は死に至る事もあるそうです。
「風邪」の対処法
旅行の予定があったのに風邪を引いてしまった。
その対処法は…
ネギを首に巻く…〇
ネギに含まれるにおい成分「アリシン」を吸う事で体温が上昇して免疫力が高まりやすくなるので正解。
汗をかいたら着替える…〇
濡れた服は身体を冷やして免疫力を低下させてしまうので正解。
抗生物質を飲む…×
風邪に効く抗生物質はありません。
医師が風邪をひいたときに抗生物質を処方するのは他の感染症にかからないように一応処方するもの。
今年6月には厚生労働省が風邪で抗生物質を飲むことに対して注意文を公開しました。
「風邪に対して安易に抗生物質を服用し、薬で死なない菌「耐性菌」が増える事が大きな問題になっている」
抗生物質を使いすぎて体に必要な菌も殺してしまう危険性があります。
耐性菌が増えてしまうと抗生物質が全く効かなくなる状態になってしまうので風邪よりも重大ながんや肺炎で死亡するケースが増えてきているようです。
感想&まとめ
突然襲ってくる非常事態、そんな時には慌てずに冷静に対処できる方法を知っておいた方が良いでしょう。
特に大ヤケドなどは突然襲ってくるアクシデントですから間違った対処法を使って亡くなるケースになってしますのは最悪です。
予備知識として対処法を覚えておけばイザという時に役に立つと思います♪
<その原因、Xにあり クイズ残念な応急処置法のまとめ>
・大ヤケドに氷水は禁物
・過呼吸の状態で口に袋は危険
・抗生物質は風邪に効かない