7月14日放送の「その原因、Xにあり!」では「新常識!夏の残念健康法」を紹介!
夏バテに良いとされている「うなぎ」が実は夏バテを引き起こす!?
感染症が怖い蚊を寄せ付けない虫よけスプレーの正しい使い方など、役に立つ夏の新常識健康法です。
蚊に刺されないように虫よけスプレーを肌にだけかける
お話されていたのは日本環境衛生センター「武藤敦彦」さん。
虫よけスプレーなどは露出している肌だけにかけても不十分で蚊は服の上からでも人を刺すことができます。
蚊は長いくちばしを持っていて長さが約2mmあり、薄手の服だと繊維の間から口を差し込むことが出来るそうです。
蚊のくちばしは6本構造で次のような働きがあります。
・肌を切り開く2本
・切り開いた状態を支える2本
・血液が固まらないように唾液を流し込む1本
・血を吸い上げる1本
ちなみに蚊の唾液に含まれる成分が刺されるとかゆくなる原因だとも言われています。
蚊に刺されることで最も怖いのが感染症を引き起こす事、最近では日本でもデング熱やジカウイルス感染症の発症例がありますので注意が必要です。
真夏の正解健康法は…
・虫よけスプレーは服の上からもかける
です。
夏バテ予防にうなぎを食べる
「うなぎ」の正しい食べ方を提唱するのは、つるた鷺ノ宮クリニック「鶴田加奈子」副院長。
「うなぎ」は脂質が約20%と多い食べ物です。
消化に時間がかかる事で胃に負担がかかってしまい、夏バテ防止のために食べた「うなぎ」がかえって夏バテを引き起こしてしまう事もあるそうです。
100gあたりの「うなぎ」を消化するのにかかる時間は約4時間15分、天ぷら(えび)は4時間ですから、天ぷらよりも消化に時間がかかる事になります。
さらに、胃酸の分泌量は年齢とともに減っていくので年を取るとそれだけ消化にかかる時間が長くなるので高齢者の方は特に注意が必要です。
「うなぎ」を食べる時には山椒と一緒に食べるのがオススメ。
うなぎの匂い消しとして室町時代から食べられていた山椒ですが、特有の辛味成分「サンショオール」が胃の働きを活発にし脂の消化を促進する働きがあります。
疲労回復を助けるビタミンB1、生活習慣病を予防するビタミンEなどが豊富に含まれている「うなぎ」と山椒で夏を乗り切りましょう。
真夏の正解健康法は…
・うなぎは消化を助ける山椒と一緒に
です。
夏に朝食の定番オレンジを食べる
語ってくれたのは皮膚の専門家、銀座ケイスキンクリニック「慶田朋子」院長。
ビタミンCやカリウムが豊富なオレンジですが、そのオレンジに含まれる「ソラレン」という成分が問題。
多くの柑橘類に含まれる「ソラレン」ですが、紫外線を吸収しやすくしてしまう特徴があり、食べて2時間後に全身に行き渡りその後約7時間、紫外線を吸収しやすい状態を作ってしまいます。
例えば朝7時に朝食でオレンジやグレープフルーツなどの柑橘類を食べると、日中の間、常に紫外線を吸収し続ける状態が続きます。
このことによって様々な肌トラブルや皮膚がんのリスクも高まります。
アメリカで20年以上、10万人を対象とした調査研究によると、朝、習慣的に柑橘類を摂取する人はしない人と比べて約36%皮膚がんの発症率が高くなったそうです。
「ソラニン」はオレンジ・グレープフルーツ・レモンなどの柑橘類だけではなく、セリ科の植物にも含まれているので注意が必要です。
セロリ・パセリ・パクチーを食べる時は注意が必要です。
真夏の正解健康法は…
・ソラレンを含む食材は夕方以降に食べる
です。
感想&まとめ
「うなぎ」に山椒をかけるのは当たり前だと思っていたのですが、やはり正解だったんですね、良かった。
番組によると昔から効果があると分かっていた訳では無く、結果として消化を助ける事が判明したと言ってましたが、先人の知恵というか歴史の深さを感じました。
あと一つ、怖いのは「ソラレン」による皮膚がんの発症リスクですね、36%と言えば3人に1人ですよ、最近パクチー流行りなので気を付けた方が良いですね。
「パクチー食べるなら夕方以降」このフレーズの方が対象者は多いと思います♪
7月14日の放送では他にも麦茶や正しいタオルの使い方などが紹介されていました。
→その原因、Xにあり!で夏の残念健康法を紹介!麦茶で食中毒?乾いたタオルで熱中症?
7月7日放送の「その原因、Xにあり!」でも「暑い夏、ついやりがちな残念睡眠ワースト5」を紹介していました、気になる方はコチラから
→その原因、Xにあり!熱帯夜でも快眠するためにやってはいけない5つのポイントを紹介!