12月16日放送のがっちりマンデーは「業界新聞の記者に聞いた!せまい業界トップニュース!2018」。
毎年恒例の人気企画、様々な業界誌の編集者がその年に起きたトップニュースを紹介してくれました。2番目に紹介されたのは「グロウンダイヤモンド」、天然のダイヤモンドと科学的に全く同じ構造を持った人工ダイヤモンドです。まさに宝石業界を揺るがす大事件です!
グロウンダイヤモンド
人工ダイヤモンド「グロウンダイヤモンド」
アメリカで約4年前に確立された技術を使って作られた人工ダイヤモンドです。今までの人工ダイヤモンドと言えば「ジルコニア」という素材を使った模造ダイヤモンド、硬いけど透明度が無い工業用ダイヤモンドなどがありましたが、グロウンダイヤモンドは原料も硬さも輝きも天然のダイヤモンドと全く同じという驚異の人工ダイヤモンドです。
市場価格で約5,000万円もする5カラットのダイヤモンド、また世界に数十個しか存在しないという希少性が高い赤い色が入った1億円以上もするレッドダイヤモンド。そんな非常に高価なダイヤモンドも天然ダイヤモンドが作られるのと同じプロセスを踏めば人工的に作れるそうで、作成にかかる時間は約1週間ほど、0.2カラットほどの原石であれば1日で作ることが可能だそうです。
グロウンダイヤモンドの作り方
天然のダイヤモンドは地球の中にあるマントルで作られます、そこは異常な高温と高気圧の世界。約5万5,000気圧で約1,300度という高温を特殊な機械を使って再現する事によってグロウンダイヤモンドが作られます、今までは上下2方向からしか気圧をかけられなかったものが6方向から同時に気圧をかけられる技術が開発された事によってこの製法が可能になったそうです。
価格は天然ダイヤモンドの4~5割程度、その技術は非常に価値が高いためグロウンダイヤモンドを作る技術はトップシークレット。技術者の顔がわかってしまうとあらゆる手段を使ってその情報を盗み出そうとする可能性があるので、技術者などの素性も全くわからないようになっています。
実際の鑑定結果は?
そんなグロウンダイヤモンドを見分ける方法はあるのか?実際の鑑定士に鑑定を依頼した所、肉眼では全く違いがわからないそうです。さらに熱伝導率を測定する「ダイヤモンドテスター」という機械でも判別不可能、唯一紫外線の透過率を測定する機械にかけた所天然のダイヤモンドと比べて不純物がないので透過率が良すぎると言う点で判別が可能だという事でした。
養殖真珠が出た際にも天然の真珠の価格が暴落した事があったようで、今回のグロウンダイヤモンドの登場によって天然ダイヤモンドの市場価値が暴落する可能性も出てきているようです。
感想&まとめ
ダイヤモンドの原料は炭素、炭素に高温と高気圧をかければ人工ダイヤモンドが出来上がります。今までも硬さに関しては再現できていたのですが、ついに輝きも再現する事が可能になったという事ですね。
天然と同じものが約半分の価格で手に入れられると言うのであれば無理をして天然のダイヤモンドを買う理由がなくなってしまいます。プロの鑑定士でも肉眼では見分けれれないグロウンダイヤモンド、素人が見たら絶対に天然かどうかなんてわかりっこないですからね♪
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