11月12日放送の名医のTHE太鼓判は「骨・筋肉アップ!骨筋力をつけて健康寿命を延ばせSP」を特集。
ロコモティブシンドロームとは運動器系の器官が弱っている状態、立ったり座ったりする事が困難になり歩くのも困難になり、やがては骨折して寝たきり状態になる可能性が高くなります。
ロコモの推定患者数は日本中で約4700万人、高齢者が要介護の状態になる1番の原因は骨折・転倒・関節疾患などの運動器系の障害、そんなロコモ状態にならないためには適度な運動を行い骨筋力(こつきんりょく)をつける事が大事です。
そんな骨筋力を簡単につけられる運動が「つかまりスクワット」です!
目次
ロコモティブシンドロームのチェック方法
1.片足立ちで靴下を履く
2.高さ40cm程度の椅子に座り胸の前で両手を組み、片足を上げた状態で残りの足で立ちあがり3秒間キープ
まずはロコモかどうかのチェック、この2つの動作が出来ない人はロコモティブシンドロームの可能性が高くなります。
つかまりスクワットのやり方
やり方は簡単、椅子の背もたれにつかまりながらスクワットをするだけです。
<ポイント>
1.膝はつま先より前に出ないように注意!
2.声を出しながらゆっくりとお尻を落とす
1日15回を3セット行うと効果的です。
つかまりスクワットの効果は?
椅子につかまらないスクワットでもつかまりながら行うスクワットでも効果はほぼ同じ、手で体を押さえているので安心して行う事ができ、正しい姿勢でスクワットができるのも利点です。一度に15回と言われると少しツラい感じがしますが、一度に行っても分けて行っても効果にそれほど差はないとの事でした。
スクワットで筋力が鍛えられる理由
例えば腹筋で鍛えられる筋肉は「腹直筋」と「腹斜筋」の2箇所、腕立て伏せでも「大胸筋」、「上腕二頭筋」、「上腕三頭筋」、「腹直筋」の4箇所です。それに対してスクワットは「大腿四頭筋」、「ハムストリング」、「大臀筋」、「腹直筋」、「脊柱起立筋」、「前脛骨筋」、「下腿三頭筋」の7箇所を同時に鍛える事ができます、さらに全身の筋力を使うので他の運動と比べても代謝が良くなるそうです。
3週間のつかまりスクワット生活に挑戦
元おニャン子クラブの新田恵利さん(50歳)が3週間のつかまりスクワットを行った結果は…。
・太ももの前の筋力…60歳代→50歳台
・太ももの裏側の筋力…70歳代→60歳代
たった3週間で10歳もの骨筋力を若返らせることができました、空いている時間で気軽に行えるのでそんなにツラいという感覚はなかったそうです。ウォーキングなどの有酸素運動を行っても3ヵ月で筋力が10歳若返る事はないそうで、やはりスクワットは筋力をつけるためには最強の運動かも知れません。
感想&まとめ
「スクワット」と聞くとキツい運動のイメージが強いですが、椅子につかまりながらであれば案外簡単だと思います、しかもつかまらない状態と効果がほぼ同じという事であればなおさらです。毎日運動する事は大切だと思いますが、キツい運動を毎日続けるのはかえってストレスになってしまい他の病気の可能性が出てきそうなので、「つかまりダイエット」で気軽に筋肉を鍛えてみたいと思います♪