9月4日放送のこの差って何ですか?では「牛肉・豚肉・鶏肉の健康効果の差」を紹介!
100歳以上の方100人に「1週間で3日以上食べている食材は?」というアンケートを取った結果は、1位:豚肉、3位:鶏肉、13位:牛肉とお肉を食べている方が多いという結果になりました。
しかしお肉の「種類」や「部位」、「調理方法」によって得る事ができる健康効果には大きな差があるそうです。
解説してくれるのはベストセラー本「その調理、9割の栄養素捨ててます!」の著者でもある管理栄養士の赤石定典先生です。
足腰の筋肉の衰えを防ぐのは「鶏肉」
筋肉をつけるために重要な栄養素と言えば「たんぱく質」、お肉に含まれるたんぱく質の量自体が牛・豚16gに対して鶏肉は20gと、この時点で他のお肉とは群を抜いています。
さらに食べる部位に関してはもも肉よりも胸肉、100g中に含まれるたんぱく質の量がもも肉17.3gに対して胸肉24.4gと、こちらも明らかな差が出ています。
オススメの調理方法は「チーズダッカルビ」、チーズに含まれている「ビタミンB6」にはたんぱく質を細かくする性質があり、より多くのたんぱく質を体内に吸収できる事ができるそうです。
疲労回復効果があるのは「豚肉」
疲労回復に重要な栄養素は「ビタミンB1」、豚肉には牛・鶏と比べて10倍の量の「ビタミンB1」が含まれています。
食べる部位としてはバラ肉よりもヒレ肉、100g中に含まれているビタミンB1の量はバラ肉960mgに対してヒレ肉は1,320mgとこちらも圧倒的な差が出ています。
そして最適な調理法は「とんかつ」、ビタミンB1は水溶性なので水で煮る料理よりも使わない調理方法がオススメです。
さらにビタミンB1を体内に効果的に吸収させるために一緒に摂りたい食材は「ニンニク」、ニンニクに含まれる「アリシン」という栄養素がビタミンB1と結びつくと「アリチアミン」という物質に変わります。
このアリチアミンは水に溶けにくい性質を持っているので、より体内に吸収されやすくなるというのがその理由です。
体脂肪を減らす効果があるのは「牛肉」
体脂肪を減らす重要な栄養素は「L-カルニチン」、牛肉には鶏肉のおよそ4倍、豚肉と比べてもおよそ倍の量の「L-カルニチン」が含まれています。
食べるべき部位は「ヒレ肉」、オススメの調理方法はレアステーキです。
L-カルニチンは熱に弱い性質を持っているので、表面は焦げ目をつけて中はレアのままの状態で食べるのが一番ベストです。
感想&まとめ
個人的には好きなのは「鶏のもも肉」、「豚のバラ肉」、「牛のサーロイン」、と自分の好みの全く正反対が健康効果を得られるという結果になりました…。
鶏肉はもも肉よりも胸肉の方が健康的には良いとはわかっていますが、どうしても美味しい方を選んでしまう気持ちから改めたいと思います♪