6月7日放送の所さん大変ですよ!では「日本のサケに異変!?サーモンバブルの謎」を特集!
海外産のサーモンがどんどん日本に輸入されるようになった今、その柔らかい食感と脂のノリがウケてお寿司屋さんやレストランでもサーモンが大人気だそうです。
しかしサーモン人気の裏側では国内産のサケが大ピンチに陥っていました、国内産なのに日本では人気が無いという現実がそこにはありました。
1日10tで年間売上220億円!?
千葉県成田市の市場では毎日多くの外国人の姿が見られます、その正体はサケの加工工場で働く人達、毎日空輸されるノルウェー産のサケの骨や皮を取り除く作業をしています。
空前のサーモン人気のおかげで工場はフル稼働、外国人の人手も借りないと追い付かない状況のようです。
そんなに人気があるわけでもなかったサーモンが、こんなにも人気になった理由とは一体何なのでしょうか?
ノルウェー国王から勲章を授与された「サーモンの父」
ノルウェー産のサケの輸入が始まったのは今から38年前、「サーモンの父」と呼ばれる人物が日本で初めてノルウェーからサケを輸入したのがキッカケです。
当時の価格は日本のサケの3倍と高価な上に知名度も無いので、輸入しても全然売れない日々が続いたそうです。
そんなサーモンの人気があがるキッカケとなったのは高級レストランが立ち並んだバブル時代、西洋の魚料理で良く使われるサーモンの需要が高まった事で一気にサーモンの人気があがってきました。
今では大量に使われる事で価格も低くなり、ノルウェーからの輸入量もどんどん多くなりました。その功績を称えて「サーモンの父」はノルウェー国王から勲章を授与されたそうです。
日本のサケが危ない?
最近ではスーパーでも良く見ることが出来るサーモンですが、その中に国内産のサケはほとんどありません。
身が柔らかくて脂ノリのよい海外産のサーモンに人気を奪われて、昔ながらの国内産のサケは日本ではほとんど売れていないそうです。
しかしそんな日本のサケが今ブームになっている国もありました。
中国で大人気!日本のサケ
上海では日本のサケ専門の料理店がオープンするほど、今や日本のサケは中国で大人気です。
人気の理由はその加工のしやすさ、身がしっかりしているので色々な料理に使いやすいそうです。
日本では海外産のサーモン、中国では日本のサケが大人気!ちょっと不思議な現象です。
感想&まとめ
北海道のサケ加工会社ではあえてサケフレークに加工をしないと売れないと悲しい話もありました、確かに魚にも脂を求めてしまうのが今の日本人の好みという感じはしますね。
しかし中国では大人気という日本のサケ、市場は大きいワケですから中国発でもどんどん世界に知られていって欲しいものですね♪