4月26日放送の「プレバト!!俳句の才能査定ランキング」では「春の動物園」をテーマに俳句対決!
今回のメンバーは金子恵美さん、仮面女子の桜雪さん、寺田農さん、光浦靖子さん、そして前回1位だった風間トオルさんの5人。そして特待生昇格試験では名人3段のフルポン村上さんと名人6段の東国原英夫さんが昇格に挑みます!
来週のお題は「春の動物園」でーす!
一週空いたので待ち遠しいですね〜#春の動物園#兼題#俳句#プレバト#俳句の才能査定ランキング pic.twitter.com/A7N5KEBGyf— 洒落神戸 (@syarekobe819) 2018年4月20日
目次
今回のお題は「春の動物園」
第4位 光浦靖子さん 35点(才能ナシ)
春昼に
ひび割れのまま
象と脛(すね)
暖かい日に象のシワシワな脛を見て、自分の脛もシワシワだなと感じた事を詠んだ句です。
<夏井先生の添削>
象の脛を表した句であれば問題なく1位の句ですが、自分の脛を表したいのであれば語順が全くおかしい句になってしまっています。
【添削後】
春昼や
ひび割れ深き
象の脛(すね)
第3位 金子恵美さん 55点(凡人)
春風に
ゆられ長鼻
檻の主
暖かい春の風が吹き始めたころに、象の長い鼻が眠くて揺れている様子を詠んだ句です。
<夏井先生の添削>
春風にゆられるほど象の鼻は細くありません、また「長鼻」と「主」は同じ象を表す言葉ですので2回言う必要も無いでしょう。
【添削後】
春風の
檻やゆらりと
長き鼻
第2位 寺田農さん 65点(凡人)
はな子には
足止めぬ子ら
夏近し
最近の小学生は忙しくて象なんて興味が無い様子、象の前を素通りしていく小学生の情景を詠んだ句です。
<夏井先生の添削>
万人がはな子をゾウと結び付けられるかが唯一の問題です、しかしながら遠足や動物園などの言葉を使わずに春の動物園を表そうとする発想は素晴らしいものがあります。
【添削後】
象のはな子に
足止めぬ子ら
夏近し
最下位 風間トオルさん 15点(才能ナシ)
象よりも
ゲーム気になる
ミモザ達
象よりも園児たちはゲームが気になっている様子、そっぽを向いている園児の黄色い帽子がミモザに見えた様子を詠んだ句です。
<夏井先生の添削>
まずは「気になる」という言葉はいりません、下五の「ミモザ達」という言葉も全く意味が通じません。
【添削後】
象よりもゲーム
ミモザのような
黄色帽
第1位 桜雪さん(仮面女子) 70点(才能アリ)
象の歩に
見えては隠る
雀の子
子ども達の目線になって大きな象と小さい雀の対比を詠んだ句です。
<夏井先生の添削>
子どもの目線になって象の足元をクローズアップした発想力はさすがです、また大きい象と小さい雀の大小の比較も見事に表せています。
【添削後】
象の歩に
隠れて跳ねて
雀の子
4/26(木)TBS プレバト
雪ちゃん出てる!
俳句ランキング
才能あり1位!👍#桜雪#プレバト pic.twitter.com/qDZr1RkSb7— 🔯STARMAN (@starman_000) 2018年4月26日
特待生昇格試験
名人3段 村上健志さん(フルーツポンチ)
象の糞(ふん)
豊かに崩れ
穀雨(こくう)かな
穀雨は穀物の種や芽を潤す雨の事、生命力がある象の糞と穀雨を組み合わせた句です。
<昇格試験のポイント>
季語である「穀雨」の是非がポイントです、季語と季語以外のものが付かず離れず良いバランスになっている句です。
【添削後】
象の糞(ふん)
豊かに崩れゆく
穀雨(こくう)
見事ワンランク昇格です!
名人6段 東国原英夫さん
春深し
象舎の壁の
罅(ひび)長く
老朽化なのか象舎の壁にはヒビが入っています、象も年をとっているのかどちらも年季が入っているように見えます。そんな哀愁が漂う情景に春の季語を取り合わせた句です。
<昇格試験のポイント>
季語「春深し」の是非がポイント、選んだ季語のセンスが良いです。どんな季語を使っても成立する句ですが、「春深し」は晩春を表す季語で「罅(ひび)長く」という言葉と良いバランスを保っています。
添削ナシで見事ワンランク昇格です!
感想&まとめ
今回は初登場である仮面女子の東大卒アイドル「桜雪」さんが見事に第1位に輝きました、それに比べて前回1位だった風間トオルさんがまさかの最下位。言葉選びや表現の仕方一つで評価が全然変わってしまう、俳句の奥深さを感じた回でした♪