バニラエアで車椅子の木島英登(きじまひでとう)さんが実はクレーマーじゃないか?という事でパッシングを受けています。
確かにバニラエアでは車椅子での登場には5日前からの予約が必要だという規定がありました。
なぜ木島氏は事前に予約をしなかったのか?そのあたりに真実があると思います。
予約をしていれば乗れたのか?
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そもそもサービスも最低限だから格安航空料金で乗れるのがLLCだろ?そこに大手航空会社と同じサービスを求める事自体間違ってないか?
ビジネスホテルに行って高級ホテル並みのサービス求めるのか?#バニラエア pic.twitter.com/asqS3NJvGb
— かもめ少将→フォロワー8000で昇進 (@hk680625) 2017年6月28日
バニラエアによると「自力で歩けない人は搭乗できない」というルールが存在しているそうです。
格安がウリの航空会社にとって他の人よりも手間がかかる搭乗者は事前に断る方が得策という考え方も納得できます。
木島氏もこの事は知っていたようで、あえてバニラエアのルールに一石を投じる意味でバニラエアを選んだのではないか?という憶測もネットでは出ています。
全ては思い通りの展開?
この車椅子問題が発覚した後、バニラエアではストレッチャー(座った状態で人を運ぶことが出来る)の導入を決めました。
著名人やメディアからもバニラエアへの批判が集まり、バニラエア側からしても何らかの対策を打たなければならない状況に追い込まれたのではないでしょうか。
これは木島氏にとっては予想通りの展開とも言えます。
実際の状況は…
ニュースによると車椅子を担いでの登場を断られた木島氏が、乗務員の制止を振り切って自ら階段を這い上がったそうです。
この行為には先ほどの「自力で歩けない人は搭乗できない」というルールを打ち破りたいという気持ちが見えてきます。
会社の規則通りに木島氏を制止した乗務員が目の前の光景にあわてふためく様子が目に浮かびます。
障害者差別解消法
2016年4月施行の障害者差別解消法には「合理的配慮」という一文があり、障害者が困っているときは自分に負担が重すぎない程度に対応することを求めています。
確かにバニラエアにとってはそう大きな負担ではないとは思いますが、乗務員にとっては会社の規則に反しなければならないという重い負担がかっていたとも考えられます。
障害者と健常者が助け合って生きていく社会が理想だとは思いますが、今回の騒動はちょっとやりすぎな感も否めないでしょう。
感想&まとめ
#木島英登 のルール無視で確信的な「車椅子だけどLCCのバニラエアに伝えずで奄美空港に突撃」事件のせいで、いままで連絡なしで乗せてもらえたものが、車椅子の事前連絡無しは有無を言わさず搭乗拒否、なんてことにもなりかねない。
まさに「障害者の敵は障害者」#バニラエア— PIYOKO (@PIYO_PIYOKO) 2017年6月28日
ネットでも木島氏を擁護する記事がたくさん出ています。
確かに障害者に対して配慮を怠ってきたバニラエアの方針には問題があったと思います。
木島氏は事前に正式な場所でバニラエアに障害者の搭乗を認めるように求めた事はあったのでしょうか?
それでも搭乗を断れるのであれば今回のような振る舞いも致し方ない事でしょう。
しかしながら、もし木島氏が狙ってこの行為に及んだとしたならば、そのことによって他の障害者に対するイメージも多少は悪くなると思います。
今回の木島氏の行為を否定する気はありませんが、少し強引なやり方によって周りの障害者に対する世間の見方も変わってしまう事も考慮していただければ幸いです。