輸入されたコンテナから発見されたヒアリが神戸港以外にも名古屋港で発見されたそうです。
かまれるとアナフィラキシーショックを起こし、場合によっては死に至る場合もある殺人アリ。
世界中で猛威を振るったヒアリがついに日本上陸か?
最初に確認されたのは神戸港
【昨日読まれました】強毒「ヒアリ」新たな100匹
18日に対策本部を設置した神戸市は、付近住民に注意を促すチラシを配布するなど警戒態勢を強めているhttps://t.co/V2ueqZ6HY3 #ヒアリ #神戸 #外来生物 pic.twitter.com/DG3ypm6lwm
— SankeiBiz (@SankeiBiz_jp) 2017年6月20日
6月中旬、神戸港でヒアリが最初に確認されました。
その後100匹程度確認・駆除されたものの、肝心の女王アリは発見されず今だ神戸港の周りには生息している疑いがあります。
台湾ではヒアリの被害が激しく、国が補助金を出してまで駆除を行おうとしているほど非常に厄介な生物。
子供や高齢者は成人に比べてもアナフィラキシーショックを起こしやすい傾向にありますので特に注意が必要です。
ヒアリの驚異の繁殖力!
ヒアリは一日千個程度の卵を産むそうです。これでは女王アリが存在した段階で繁殖を抑える事は不可能にも近いと言えます。
しかも通常は一つのコロニーには一匹の女王アリしか存在しないのだが、ヒアリは違います。
一つのコロニーに複数の女王アリがいる事がほとんど、中には100匹確認されたケースもあるそうです。
100匹×1,000個の卵=1日100,000匹、1ヶ月で3,000,000匹です、もう全部駆除するのは無理なレベルです。
名古屋港でもヒアリが発見!
南米原産で強い毒を持つ #ヒアリ 数匹を名古屋港でも確認。到着した貨物船のコンテナから見つかりました。https://t.co/FVVpM8DRaK
— 毎日新聞 (@mainichi) 2017年6月30日
6月27日には名古屋港でもヒアリが発見されました。
見つかったのは7匹ですが、博物館に個体を送り確認作業を行った所ヒアリだという事が判明しました。
神戸港から名古屋港、次に発見されるのはどこの港なのでしょう?
世界中に広がるヒアリの被害
中南米産のヒアリですが、すでに台湾、マレーシア、中国では深刻な被害が出ています。
アメリカ・カリフォルニア州では1998年にヒアリが初めて確認されてから年間100人程度の被害者が出ているそうです。
死因がヒアリに噛まれたって…なんか人生悲しくなります。
感想&まとめ
6月中旬から急速に話題になった殺人アリ「ヒアリ」。
まだまだ日本では本格的な販促の兆しは見られないものの、その繁殖力の高さからいつ大量発生するかは誰にもわかりません。
すでに繁殖が進んでいるアメリカや台湾などの被害地域では公的資金を使って駆除を行っていますが、完全に排除する事は難しいでしょう。
体長2.5から6mmのアリに噛まれて死んでしまうなんて、まさに「蟻の穴から堤も崩れる」と言った所でしょうか。
どこにいるかわからないヒアリ、まだまだ発見が少ない段階で自治体や国に早急な対応をお願いしたいと思います。